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産業用インクジェットプリンター導入を検討しているものの、毎月のインク代がどれくらいかかるか見当がつかない方もいるのではないでしょうか。 当記事では、産業用インクジェットプリンターのインクの消費量について解説しています。インクジェットプリンターの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
産業用インクジェットの「インク消費量」を決める要素にはどのようなものがあるのか気になるものです。具体的には、印字内容・印字方式の違い・インクの種類と特性・溶剤(補給液・メイクアップ液)の消費量の4つがあります。ここでは、インク消費量を決める4つの要素について解説します。
1文字を形成するドット構成(例:7×5ドット、16×12ドットなど)や文字の太さ・サイズによってインク使用量は大きく変化します。
産業用インクジェットプリンターのインク消費量は、1文字あたりのドット数、フォントサイズ、および総文字数などが掛け合わされることで、1回に使うインク量を計算します。
印字方式の違いもインク消費量を決める要素の1つです。
産業用インクジェットのインク消費量は、ドロップボリュームや解像度、印字率などの主要要素によって決まります。速乾性インクやアルコール系インク、白・黄色の顔料インクなど、インクの粘度や粒子の違いで滴下量(1滴の容量)が異なります。
とりわけCIJ方式では、インクの粘度を維持するために、「溶剤(メークアップ液)」が自動補給されます。ポイントとなるのが、ランニングコスト=「インク代」+「溶剤代」である点です。
気温が高く乾燥している環境の場合、インク中の溶剤が自然揮発しやすくなり補給頻度が増えるため、注意が必要です。また、プリンターの電源が入っている時間(待機中も含む)に比例し、インクの粘度を保つために溶剤が気化・消費されます。
この章では、インク消費量とランニングコストの計算方法について解説します。
一般的なCIJプリンターでは、1ccあたり数十万〜数百万文字の印字が可能です。
※文字サイズやドット構成によります。
実際の印字パターン別コスト試算について、具体例を挙げて解説します。
以下の条件をもとに算出します。
1日あたりの総文字数:16文字 × 10,000個 = 160,000文字/日となります。
月間の総文字数:160,000文字 × 20日 = 3,200,000文字/月。
産業用インクジェットプリンターのインク・溶剤消費量は、文字サイズやフォント、印字速度や濃度、運転時間などで変動するため、一般的には以下のように計算します。
ランニングコストを正確に把握するには、総文字数はもちろん、印字条件や装置仕様を加味したうえでインク・溶剤消費量を算出する必要があります。
インク・溶剤消費量を抑える各メーカーの技術にはどのようなものがあるのでしょうか。実際に、溶剤回収・低消費システムを採用している企業やドット最適化・省インクフォント機能を取り入れているところもあります。ここでは、インク・溶剤消費量を抑える各メーカーの技術について解説します。
CIJプリンターの課題である「溶剤の揮発」を予防するため、排気から溶剤を再回収して消費量を削減する独自技術を展開している企業もあります。「溶剤低消費システム」は、温度管理やインク回収制御などにより、溶剤の揮散量を大幅に抑えられます。ランニングコストの削減と環境性能の向上に貢献できるのが魅力です。
視認性を保ちつつ、ドットの重なりやサイズを最適化して、インク打滴量を削減するソフトウェア機能を活用しているところもあります。
ボトル交換時の液こぼれや残液ロスを極限まで減らす設計構造を採用しているケースもあります。
画質を落とさずインク消費量を数段階で削減できるインクセーブ機能を取り入れたり、紙製カートリッジの採用によるプラスチック削減を試みたりしているケースもあります。
機種選定を行う際には、単なる「本体価格(イニシャルコスト)」の安さに飛びつかないのはもちろん、運用視点での選定を行う必要があります。
産業用インクジェットプリンターの導入効果を正しく判断するためには、初期費用だけでなくTCO(総保有コスト)で評価することが重要です。TCOとは、設備導入から運用までの間に発生するトータルコストを合算して把握します。
TCO =本体導入費用+月間インク・溶剤費 + 定期メンテナンス費) ×想定運用年数
導入前には、稼働環境について考慮しておく必要があります。室温が高い現場は溶剤蒸発が早いため、低消費機能が必須だからです。また、インクジェットプリンターの導入前には、実際のワーク(印字対象物)を用いた無料のテスト印字を依頼し、インクの定着性や視認性をあらかじめ確認しましょう。そのうえで正確な見積もりとインク消費量のシミュレーションをメーカーに依頼するのが望ましいです。
産業用インクジェットの「インク消費量」を決める要素には、印字内容(ドット数・フォントサイズ・文字数)や印字方式の違い(CIJ方式 と DOD方式)、インクの種類と特性などが挙げられます。
消費量は印字方式や溶剤の消費、メーカーの省エネ機能によって大きく異なるため、 カタログ値だけでなく、自社ラインの条件でシミュレーションすることが重要です。
また、導入前には、稼働環境について考慮しておくことはもちろん、実際のワーク(印字対象物)を用いた無料のテスト印字を依頼し、インクの定着性や視認性をあらかじめ確認しましょう。
当サイトでは、製品への印字・インクに関する基礎知識や産業用インクジェットプリンターの国内メーカーリストなどについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/
印刷不良を減らす理由