ここでは、石膏に適したインクの選び方と石膏に印字できる印字プリンターを紹介しています。石膏に印刷したい方は確認しておきましょう。
石膏は機能的な素材として身近な場所で活用されています。代表的な例といえるのが、住宅などに用いられている石膏ボードでしょう。石膏ボードなどに、製品名や社名、ロットナンバーなどを印刷しなければならないケースもあります。石膏へ印刷する場合、速乾性の高いインクを用いるケースが少なくありません。
例えば、MEKベースのインクを使用するなどが考えられるでしょう。ただし、MEKは有機溶剤中毒予防規則の対象となっているため扱いに注意が必要です。
株式会社日立産機システムが扱っている産業用インクジェットプリンターです。石膏へのロットナンバーの印刷などを主な目的としています。印字ヘッドの先端をテパー形状にして印字品質を向上させるとともに難易度が高かった低い位置への印刷を可能にしている点が特徴です。工具を使わずワンタッチでインクフィルタを交換できる点も見逃せません。
また、サービスステーションを起点に、保守・サービス活動も実施しています。使い勝手のよい産業用インクジェットプリンターといえるでしょう。最大印字段数は2~6段、最大文字高さは8~10mm、最大印字速度は1,148~2,296文字/秒(以上、機種で異なる)です。バーコードリーダー接続など、豊富なオプション機能を搭載している機種(RX2-HD)もあります。
参照元:株式会社日立産機システム
アルマーク株式会社が扱っている産業用インクジェットプリンターです。石膏へのロットナンバー、規格印字などを主な目的としています。高いIPレートに対応させることで、粉塵が舞う工場など、過酷な環境で使用できるようにしている点が特徴です。豊富なインクラインナップを用意していることも強みとしてあげられます。石膏ボード以外にも、さまざまな対象物へ印刷できます。
設定できる文字の高さは10~2,200mm、最高印字速度は600m/分(追従ラインスピード最大)、インク色は黒・赤・青・白など7色となっています。
参照元:アルマーク株式会社
石膏への印字は、ロットナンバーや製品ロゴ、製品名など大小さまざまな文字や記号を印刷します。石膏ボードなどの大きさに合わせて、大きな文字の印字が求められる場合もあります。そのため、中文字~大文字を印字できる産業用インクジェットプリンタが適しています。
※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/products/inkjet-printer/aplink/)
※引用元:株式会社日立産機システム
(https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/casestudy/index.html)
石膏へ印刷する場合、専用のインクジェットプリンターを選ぶ必要があります。工場などで使用する場合は、対応している環境を確認しておくことも欠かせません。もちろん、使用目的に合っていることも重要です。ロットナンバーを印刷したい場合は、専用のインクジェットプリンターを選ぶと作業効率を高められるでしょう。実際に導入すると、定期的なメンテナンスも欠かせません。この点まで配慮して製品を選ぶと、トラブルなどを回避しやすくなります。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/
印刷不良を減らす理由