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産業用インクジェットプリンターで線が入る主な原因

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産業用インクジェットプリンターで印字した際に、線やスジが入る現象は、製造現場において頻発するトラブルの一つです。印字品質の低下は、製品表示の視認性悪化やバーコード読取エラーにつながり、再印刷や検査工程の増加を招きます。特に連続稼働するラインでは、わずかな不具合が大きなロスに発展するため、線が入る原因を正しく把握し、早期に対処することが重要です。

線が入る主な原因

線状の印字不良は、プリンター本体の状態だけでなく、設定や消耗品、周辺環境など複数の要因が重なって発生します。原因を切り分けずに対処すると、改善しないまま同様のトラブルが再発する恐れがあります。ここでは、現場で特に発生しやすい原因を整理し、品質管理の観点からも活用できるよう解説します。

  • ノズルの目詰まり:プリントヘッドのノズルにインクが詰まると、線やスジが発生。特に一部の色が欠ける白線、黒線が顕著。
  • 印刷設定ミス:用紙種類に対する設定不一致や解像度の低下で印字不良が生じ、線になることがある。
  • 給紙・紙送りの不具合:紙送りタイミングのズレやローラーの劣化により、印刷位置のずれや線の繰り返しが発生。
  • プリンター内部の汚れ:ローラーや紙送り部分のホコリ・汚れが線の原因。
  • 互換インク・インク劣化:純正以外のインクや劣化インクがノズル詰まりや印字不良を引き起こすこともある。

これらを原因別に分類することが、製造プロセスでの品質管理にも役立ちます。

対策とメンテナンス

印刷物に線が入ってしまうようなトラブルを防ぐには、問題発生時に対処をするだけでなく、日常的なメンテナンスと運用ルールの整備が欠かせません。プリンターの機能を正しく活用し、消耗部品や環境を適切に管理することにより、安定した印字品質を維持することができるようになります。以下では、原因別に有効な対策とメンテナンス方法を紹介します。

ノズルクリーニングの実施

ノズルの目詰まりに対しては、プリンターに搭載されているヘッドクリーニング機能を定期的に実行することが基本です。軽度の詰まりであれば通常クリーニングで改善しますが、症状が続く場合は強力クリーニングが有効な場合もあります。ただし、対応可否や頻度は機種ごとに異なるため、メーカー推奨の手順を守ることが必要です。

印刷設定の再確認

用紙の種類や厚さのほか、印字対象物の材質に対しても適切な設定が行われていないと、線状の印字不良が発生しやすくなります。印刷の解像度や印刷モードを必要以上に下げている場合も注意が必要です。印刷品質に違和感を覚えた際には、まず設定内容を見直すところからはじめ、標準設定や推奨設定と比較することが効果的です。

給紙機構の清掃と調整

給紙ローラーや紙送り部分などにホコリや紙粉が付着してしまうと、紙送りが不安定になり、線やズレが繰り返し発生することがあります。定期的にローラーを清掃するなどし、摩耗や劣化が見られる場合は早めに交換することが重要です。紙送り機構を適切に整備することによって、安定した印刷位置を維持できるようになります。

インクの適切な管理

インクは純正品の使用が基本であり、互換インクを使用する場合は品質や適合性に十分注意が必要です。また、長期間使用しない状態が続くとインクが劣化してしまい、ノズル詰まりや線状不良の原因となることが少なくありません。定期的なインク交換やテスト印刷を行うことを心掛け、常に良好な状態を保つことが必要です。

印刷環境の管理

湿度や温度の変化、ホコリの多い環境は、印字品質に大きな影響を与えます。適切な湿度管理や防塵対策で、インクの乾燥状態や紙送りの安定性が向上します。印刷環境を整備することは、短期的なトラブル防止だけでなく、長期的な品質安定にも寄与します。

まとめ

産業用インクジェットプリンターで線が入る原因は、ノズル詰まり、設定ミス、給紙不良、内部汚れ、インク管理など多岐にわたります。トラブルが発生する原因を正しく切り分け、それぞれに適した対策とメンテナンスを実施するこで、印字品質は大きく改善します。日常点検と環境管理を徹底し、トラブルの起きにくい運用体制を構築することが、製造現場の品質向上と安定稼働につながります。


課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
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大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。

大規模工場
生産性アップなら

KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)

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引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/

生産性アップにつながる理由

  • 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
  • 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。

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定期的メンテナンス
コスト削減
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Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)

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引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

コスト削減につながる理由

  • マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる
  • プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。

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寒冷地域印字不良
頻度を減らすなら

ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)

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引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/

印刷不良を減らす理由

  • 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ
  • 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計

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