ダンボールや紙箱への印字に産業用インクジェットプリンターを使用する場合、どのようなプリンターが求められるのでしょうか。ここでは、段ボール・紙箱への印字に適したインクの選び方と、印字事例を紹介しています。
段ボールの本来の目的は、中に入っている品物を保護することです。商品を破損させず送り先に届けられるよう、守る役割があります。しかし、オンラインショップ・ネット通販の需要が増加する昨今では、段ボールのデザインがマーケティングのチャンスになることもあるのです。
段ボール・紙箱にブランドのロゴを印刷するだけでも、ブランド力を高めることができます。印象的なロゴやメッセージを入れれば、ブランドの認知度を高めることもできるでしょう。梱包材のデザインにこだわることで、店への印象を深く刻み込ませることができます。
他店との差別化を図るには、段ボール・紙箱のデザインに気を遣うことも大切なのです。
段ボールや紙箱は印刷がにじみやすいため、滲みにくいインクを選ばなければなりません。段ボール・紙箱への印字には「顔料系インク」がよく使用されています。段ボールには、大文字用インクジェットプリンターと呼ばれるタイプが、広く用いられています。
ただし、段ボール・紙箱に適したインクについては、産業用インクジェットプリンターのメーカーによって異なります。いくつかのメーカーに相談し、最適なインクを見極めましょう。
段ボール・紙箱への印字するのは、賞味期限や製品名、会社名、バーコード、ロゴなどの比較的大きめの文字やグラフィックスが中心です。段ボールなど白色ではない箱には、くっきりと見やすい文字を印字できる解像度の高いオンデマンド型インクジェットプリンタが適しています。オンデマンド型インクジェットプリンタは大きなサイズの文字を印字するのにも向いています。
産業用インクジェットプリンターを使用した段ボール、紙箱への印字を行うことで、これまでラベルの手貼りや手押しスタンプで対応してきた作業の効率化を図ることができます。作業にかかる手間を省くだけでなく、段ボールコストの削減も実現できるでしょう。
競争の激しいEC業界の中で他社と差をつけるには、段ボールのデザインで自社のブランドの知名度を高め、印象付けることも大切です。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
印刷不良を減らす理由