製品製造現場に欠かせない産業用インクジェットプリンター。
消費者ニーズの多様化に伴い、さまざまな素材の製品に印字できる
プリンターは必要不可欠です。
当サイトでは、印字技術に期待ができる
産業用インクジェットプリンターメーカーをご紹介します。
産業用インクジェットプリンターを導入する際、どんな製品に、何を、どのくらいのスピードで印字するかによって適切な機器が異なります。
自社の製品に印字できるか、希望する生産スピードで印字できるかなど、事前に課題を洗い出した上で信頼できるメーカーに相談することが第一歩です。
そこで、当サイトでは「信頼できるメーカー」の基準として下記の2つのポイントに注目しました。
質の高い印字をするためには、素材や印字の大きさに合わせたプリンターが必要となります。さまざまなプリンターを開発・販売しているということは、技術や知識の豊富さの表れと考えられます。
当サイトでは公式サイトで10種類以上の機種を開発・販売しているメーカーに注目します。
プリンターは機械なので未来永劫壊れないことはありえません。 そんな時に必要となる修理・メンテナンス。
いつでもどんな場所でもお客様と近い距離でサポートできるように体制が整っているメーカーとして、全国に10か所以上の拠点を持つ会社をピックアップします。
当サイトでは食品や製品に印字する産業用インクジェットプリンターの国内メーカー全10社の中で、
・10種類以上のプリンターを開発・販売しているメーカー
・10か所以上の拠点があるメーカー
を優良メーカーと定義し調査しました。
該当した下記の3社について、各社の特徴と共にご紹介します。
メーカー名 | 紀州技研工業 | 日立産機 システム |
ブラザーインダストリアル プリンティング |
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問い合わせ先 | |||
プリンター 種類 |
22種類 | 12種類 | 12種類 |
拠点数 | 15 | 32 | 10 |
設立 | 1968年 | 2002年 | 2000年 |
こんな方に おすすめ |
カスレやムラをなくしたい、 製品の品質を向上させたい |
修理・メンテナンスを減らしたい、 インク詰まりを低減したい |
生産ラインを増やしたい、 稼働効率を上げたい |
紀州技研工業では、インクの不具合・トラブルに対して柔軟に対応できるよう、自社に「インク開発部」を設立しています。
例えば、インクは印刷物ごとに剥離性や状態の相違があり、それぞれの性質に合わせて(インクを)作る必要があります。印刷したけどかすれて読めない、消えてしまう等の問題が生じたとき、紀州技研工業であれば専門部署でインクを作り直せるため、スピーディーに課題を解決。
この独自の自社一貫体制こそが、さまざまな印刷物に適応できる「品質」の裏付けと言えるでしょう。さらに、各シリーズにはハイエンドモデルからエコノミーモデルまで幅広く用意されており、予算にあわせて低価格な製品を選択することも可能です。
紀州技研工業のインク開発部では、各々の目的に合わせたインクを開発しています。一例を挙げると、食べることも可能な食品用インク、環境面に配慮したエコロジーインクなどがあり、用途・目的に応じたインクの使い分けができます。また、自社独自でインクの製造・研究を行っているため、スピーディーに新商品を開発・提供することも可能です。
プリンターは機械なので故障はつきもの。導入後のアフターフォローにもしっかり力を入れ、即座に現地でのスタッフ対応ができるよう、全国に14箇所の拠点を開設しています。常にお客様と近い距離で対応できるよう、代替品によるラインの復旧や、内部クリーニングによる詰まり解消など、現地でしか行えないトラブル対応が可能です。
紀州技研工業では自社内にプリンター開発部門・インク開発部門・設計部門・ソフトウェア部門があるため、それぞれのプロフェッショナルが知恵を出し合いお客様の問題を解決できるよう努めています。
高速で流れるお菓子の缶容器に、紀州技研工業のCIJ式プリンター「CCSシリーズ」で賞味期限を印字。
直後に印字検査を行うことで、もしもの印字欠け、カスれ、印字乱れを発見することができトラブルを未然に防ぎつつ、製品の品質向上を実現しています。
小文字用インクジェットプリンターで可食性インクのインクを使用し、マンゴーひとつひとつに印字しています。
こちらの可食性インクは和歌山特産の備長炭からできたインク。食品添加物に相当する植物炭末色素で、食べることができるインクです。選果の生産ラインに流れるマンゴーに非接触でキレイに、素早く印字することができます。
錠剤に印字することは非常に難しく、通常であれば文字や柄などが浮き出るエンボス加工が施されることが多いのですが、文字が読みにくく、薬の飲み間違いが発生することも。
紀州技研工業が自社開発した可食性インクであれば錠剤ひとつひとつに印字が可能です。時間が経過しても文字が消えにくく、OD錠や糖衣錠、ノンコート錠などにも対応しています。
必要なときに必要な分だけプリント出力が可能です。生産計画に合わせて、無地段ボールへダイレクトにマーキングできるので無駄がありません。使わない段ボール在庫の保管からも解放されます。また、入力した内容をすぐに印字できるため、版下が不要です。コストを大幅に削減できます。1分間に最大10枚の印字が可能。スピーディーな印字で350万円超のコストダウンに成功しました。
会社名 | 紀州技研工業株式会社 |
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所在地 | 和歌山県和歌山市布引466番地 |
電話番号 | TEL : 073-445-6610 / FAX : 073-448-2005 |
設立 | 昭和43年(1968年)12月27日 |
メンテ・修理拠点 | 15拠点(北海道・宮城県・東京都・神奈川県・群馬県・静岡県・富山県・愛知県・大阪府・兵庫県・愛媛県・広島県・福岡県・鹿児島県・和歌山県) |
インクジェットプリンターの高い稼働によってインクの跳ね返りが起こってしまい、文字が正しく表示されない…。そんなときに役立つのが、日立産機システムのインクジェットプリンターに搭載されているインクガードです。
インクの跳ね返りをガードすることで、同社の従来機よりも安定稼働を実現させました。こうした印字トラブルを未然に防ぐことで、生産ラインの生産性を向上させています。
日立産機システムのプリンターは、視覚的な操作ができる液晶タッチパネルを標準仕様として採用。直感的に使用できるユーザーインターフェースを搭載し、印字操作やプレビュー表示、作業マニュアルなど豊富な機能でユーザーをサポート。シンプルな簡単操作と、的確なマニュアル指示で、ほとんどの操作を画面一つで行うことが可能です。
「印字物を増やしたい」「印字速度を上げたい」など、ユーザーの需要・悩みは様々です。幅広い需要を満たせるよう、用途・目的に合わせて選べる豊富なラインナップを展開し、多彩な印字ニーズに対応。印字対象の幅が広い「顔料インク対応モデル」や、印字を高速化できる「1、2段専用高速機モデル」など、多種多様なモデルを用意しています。
プリンターの稼働を安定させるためには、日々の状態確認や保守作業が欠かせません。日立産機システムのプリンターは、不具合のリスクを予防する抑制機能と、故障時の復旧・交換も簡単にできる構造で、メンテナンス作業の負担を軽減。インク詰まり・装置の故障などのトラブルに強く、部品交換やクリーニングも単純作業で終わるので、プリンターの保守作業を簡略化してくれます。
店舗に設置されているアルコール消毒液を使用した際、かすれ、消えが発生。
日立産機システムのインク「4136K」を使用したところ、アルコールによる印字劣化を防ぐことができ、PP、PE、PETフィルム材にも付着することができました。いくつかのパターンで検証してみましたが、今までのかすれや消えかかるといった現象はまったく起きませんでした。
納豆の生産ラインを増設させたいが、プリンターや周辺機器の新規導入が必要となり、コストの問題から解決法が見つからない…という状況のQ社。
しかし日立産機システムの機能「複数台一括データ変更機能オプション」により、印字内容をまとめて制御。3パックまとめて高速同時印字できる方法を取り入れて以来、リードタイムを大幅に短縮できました。
ヘッド洗浄ユニット付の新しいモデル「Gravis UX series」を提案。「ヘッド自動洗浄機能」は、印字ヘッドカバーを外して洗浄装置部に差し込むだけという、簡単な操作で自動洗浄が開始されます。差し込んでおけば、洗浄だけではなく、乾燥までを自動で実施してくれるため、誰が操作しても安定した洗浄ができました。
商品を詰めた段ボールにトレーサビリティ情報などの入ったQRコードを大きく印刷するために導入したインクジェットプリンタ。頻繁に目詰まりを起こしてしまうことが難点でした。印字面と印字ヘッドが接触して故障すると、納期遅れにつながりかねません。ツインノズルと速乾性インクを採用した日立産機システムのIJP導入で、これらの課題を解消。生産性も向上しました。
会社名 | 株式会社日立産機システム |
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所在地 | 東京都千代田区外神田一丁目5番1号 住友不動産秋葉原ファーストビル |
電話番号 | 03-6271-7001(関東地区) |
設立 | 平成14年(2002年)4月1日 |
メンテ・修理拠点 | 32拠点(北海道・青森県・宮城県・秋田県・福島県・新潟県・茨城県(2拠点)・栃木県・群馬県・長野県・千葉県・東京都・神奈川県・埼玉県・富山県 ・愛知県・静岡県・滋賀県・京都府・兵庫県(2拠点)・岡山県・島根県・広島県・山口県・香川県・愛媛県・福岡県(2拠点)・熊本県・鹿児島県) |
包装用プラスチックフィルムなどの高速な生産ラインの場合、プリンターが搬送速度に追従できず、文字が分散して認識できない状態になることも。
ブラザーインダストリアルプリンティングのプリンターは、毎分400~500mの超高速ラインにも追従できる「高速印字」が可能。最大速度の生産ラインにもしっかり追従し、文字を潰してしまうことなく、正確に読み取れる状態で印字できます。
印字トラブルの発生はプリンターだけなく、印刷物に原因がある場合も。インクが接着しづらい素材や、水や加熱による殺菌処理を行う環境の場合、通常のプリンターだと正常に印字できないトラブルが多発します。このような環境でも、ツインノズル搭載のプリンターなら品質を落とさずに印字可能。強接着インクを用いれば、殺菌処理による色落ちにも強くなります。
プリンターを導入する場合、生産量とコストの兼ね合いも考慮する必要があります。大量生産向きの小文字用IJPのシリーズなら、本体やインクの購入費が安く自動洗浄機能もあるため、導入コストを大幅に削減できます。大文字IJPは高コストな少量生産向きのモデルが多いですが、高解像度の印字を得意としており、ロゴマークなどのグラフィックスも印刷可能です。
プリンターのトラブルは不具合や故障だけではありません。「イメージと違う」「環境に合わない」という購入の失敗も多いのです。ブラザーインダストリアルプリンティングでは、購入時のヒアリングから導入後のサポートまで一貫してサポートする「保守サービス」を展開。購入時には、インクのサンプル提供やプリンターのデモ機貸出まで行ってくれます。
ブラザー
インダストリアル
プリンティングの
公式HPで製品情報を見る
ひとつのプリントヘッドに2つのノズルが搭載されているプリンター、ドミノAx350i Duo <デュオ>を使用。
1台のプリンターを製造ライン上で使用し、賞味期限・製造年月日に加えて原料原産地の3行印字を実現しました。
ある大手建築資材メーカー建材用鋼板に輪転機で印字していましたが、印字内容を変更するためには輪転機を止めなければならず、作業効率に課題がありました。
ドミノAシリーズDuo <デュオ>を使用したことにより、すぐに印字内容が変更でき、版制作コストの削減に繋がりました
製造ラインの搬送速度にIJPが追従できず、文字読取装置でも目視でも文字が認識できなかった中、ドミノAシリーズ(A420i)を使用したことで読み取り可能な印字を実現。高速印字を実現しただけでなく、プリントヘッドの頻繁な手洗浄も不要となり効率化に繋がりました。
段ボールや外装箱など、比較的大きめの文字を直接印字できる大文字用インクジェットプリンターは、印字範囲10cm~数10cmに適応しています。縦に並んだノズルから必要なときだけ必要な部分のインクを吐出するオンデマンド型のプリンタです。ピエゾ式を採用しています。最大300~600ドットの高解像度で、滑らかな文字やバーコード、グラフィックスを印字可能です。
ブラザー
インダストリアル
プリンティングに
テスト印字・デモ依頼をする
ブラザー
インダストリアル
プリンティングの
公式HPで製品情報を見る
会社名 | ブラザーインダストリアルプリンティング株式会社 |
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所在地 | 東京都大田区西蒲田8-20-8アゼル3号館 |
電話番号 | TEL: 0120-958-184、03-3736-2733 / FAX: 03-3736-2740 |
設立 | 2000年8月28日 |
メンテ・修理拠点 | 10拠点(北海道・宮城県・東京都(2拠点)・愛知県(2拠点)・大阪府(2拠点)・広島県・福岡県) |
国内のさまざまな産業において重要な役割を担っているインクジェットプリンター。ここでは、食品や製品に印字する産業用インクジェットプリンターの国内メーカーを紹介します。
プリンターとインクの両方を自社開発している国内の専業メーカーでもあります。そのため、インクの製造・補填からプリンターのトラブル復旧まで、一貫したサポートも可能です。
所在地 | 和歌山県和歌山市布引466番地 |
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プリンターの種類 | 22種類 |
メンテ・修理拠点 | 15拠点(北海道・宮城県・東京都・神奈川県・群馬県・静岡県・富山県・愛知県・大阪府・兵庫県・愛媛県・広島県・福岡県・鹿児島県・和歌山県) |
日立産機システムのプリンターは、直感的に操作できるユーザーインターフェースと、簡単にメンテナンスができるユーザビリティが特徴。不具合・故障などのトラブルにも強く、「安定稼働」による生産性の維持・向上を図れます。
所在地 | 東京都千代田区外神田一丁目5番1号 住友不動産秋葉原ファーストビル |
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プリンターの種類 | 12種類 |
メンテ・修理拠点 | 32拠点(北海道・青森県・宮城県・秋田県・福島県・新潟県・茨城県(2拠点)・栃木県・群馬県・長野県・千葉県・東京都・神奈川県・埼玉県・富山県 ・愛知県・静岡県・滋賀県・京都府・兵庫県(2拠点)・岡山県・島根県・広島県・山口県・香川県・愛媛県・福岡県(2拠点)・熊本県・鹿児島県) |
主力製品の「ドミノシリーズ」は品質・コストパフォーマンス共に優れたモデルです。様々な環境に対応できるラインナップが魅力で、ツインノズルを搭載すれば超高速ラインでも追従できる「高速印字」にも対応できます。
所在地 | 東京都大田区西蒲田8-20-8アゼル3号館 |
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プリンターの種類 | 12種類 |
メンテ・修理拠点 | 10拠点(北海道・宮城県・東京都(2拠点)・愛知県(2拠点)・大阪府(2拠点)・広島県・福岡県) |
主力製品の「MK-G シリーズ」は、人手の作業を極力減らしたプリンター。スキャンだけで印字内容を変更できる「オペレーションアシストカメラ」と、ボタン一つでメンテナンス・復旧ができる「自己診断」で、作業のコストとミスをゼロにします。
所在地 | 大阪府大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
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プリンターの種類 | 8種類 |
メンテ・修理拠点 | 7拠点(宮城県・埼玉県・東京都・愛知県(2拠点)・大阪府・福岡県) |
アルマークの特長は、IoT導入によるプリンターの「オンライン化」。複数台を同時操作できるワークフロー機能や、簡単操作ができるユーザーインターフェースなど、利便性・拡張性に優れたシステムが特徴です。
所在地 | 大阪府吹田市江の木町19-19 |
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プリンターの種類 | 10種類 |
メンテ・修理拠点 | 8拠点(東京都・埼玉県・静岡県・愛知県・富山県・大阪府・広島県・福岡県) |
印字機器のほか、テープやラベルなどの包材開発も行っており、紙製品の印字に適した「ピエゾ式ドロップオンデマンド(DOD)」をメインとしています。独自の固形インクを使用しており、溶剤不要で品質・保守性に優れているのが特徴です。
所在地 | 東京都板橋区板橋3-5-2 |
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プリンターの種類 | 1種類 |
メンテ・修理拠点 | 9拠点(東京都・大阪府・愛知県・福岡県・北海道・新潟県・宮城県・広島県・埼玉県) |
大量生産のプリンターを探しているのであれば、マーケムイマージュの小文字用IJPがおすすめ。機器本体の他にも、インクなどの消耗品やオプション類の開発・販売も扱っており、多種多様なラインナップから選ぶことが出来ます。
所在地 | 東京都江東区青海2-4-32 タイム24ビル10F |
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プリンターの種類 | 5種類 |
メンテ・修理拠点 | 1拠点(東京都)・世界全国30拠点 |
山崎産業の印字機器は、片手でも操作できるよう軽量化された物が多く、ハンディタイプのプリンターや印字用スタンプ・マーカーなども扱っています。コンパクトで場所を選ばないモデルが多く、コストも安いので導入しやすいのが魅力です。
所在地 | 千葉県佐倉市小竹785-6 |
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プリンターの種類 | 13種類 |
メンテ・修理拠点 | 4拠点(北海道・千葉県・愛知県・兵庫県) |
コニカミノルタのインクジェットプリンターは高品質、高耐久性、高駆動効率性を高め繊細な表現が可能となっています。人体や環境に優しいインクが使用できるナッセンジャーシリーズは京都の友禅に人気のプリンターとなっています。
所在地 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー |
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プリンターの種類 | テキスタイル用途 |
メンテ・修理拠点 | サポートセンター:0120-890597 |
製薬・医薬品業界向けのマーキング機器を中心に提供している会社です。主力製品である「ヘリオスシリーズ」は、インク漏れ・詰まりに強いカートリッジタイプのモデルで、衛生管理が重要な業界・メーカーなどは特に重宝します。
所在地 | 東京都目黒区目黒本町2丁目16番14号 |
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プリンターの種類 | 1種類 |
メンテ・修理拠点 | 4拠点(東京都・山梨県・大阪府・静岡県) |
富士フィルムのインクジェットプリンターは高性能なプリンターを目指すために、インクの技術を高めることや世界が認めるJet Pressのインクジェット技術のコンポーネント化を行っています。また、ピエゾ駆動方式によるオンデマンド・インクジェットヘッドは産業用に使用するために高耐久性、高速性、高精度の特徴を備えています。
所在地 | [東京ミッドタウン本社]東京都港区赤坂9-7-3 |
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プリンターの種類 | 研究開発用途 |
メンテ・修理拠点 | FFGSサポートタウン(https://www.ffgs-sup.jp/) |
産業・工業用インクジェットプリンターを取り扱う会社です。用途や仕様に合わせて一台一台カスタマイズしたプリンターを設計・製作しています。ハンドリング技術を活かして省略化・自動化・無人化にも力を入れています。
所在地 | 東京都目黒区碑文谷2-10-27 |
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プリンターの種類 | 用途に合わせ製作 |
メンテ・修理拠点 | 公式ページに記載なし |
衣食住に対応するプリンターを扱っています。特に力を入れているのが、フード用インクジェットプリンターです。業務用として、ランニングコスト・アフターサポートにもこだわっています。
所在地 | 長野県塩尻市片丘今泉9828-16 |
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プリンターの種類 | 食品用・布製品用など |
メンテ・修理拠点 | 公式ページに記載なし |
12色のインクを用いて高詳細なプリントを実現する産業用インクジェットプリンターなどを扱っています。エプソンと導入製品をIoTでつなぐクラウドサービスなどを用意してサポートを充実させている点も魅力です。
所在地 | 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 |
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プリンターの種類 | POPポスター印刷・写真ファインアート・アパレルなど9用途 |
メンテ・修理拠点 | 大判プリンターはサービスコールセンターへ連絡 |
立体・平面にメーカー名や賞味期限などを直接印刷できる産業用インクジェットプリンター「Dipoシリーズ」を扱っています。印刷データを手軽に作成できる専用編集ソフトを用意している点もポイントです。
所在地 | 長野県塩尻市片丘今泉9828-16 |
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プリンターの種類 | 5種類 |
メンテ・修理拠点 | 大判プリンターはサービスコールセンターへ連絡 |
エムエスティのインクジェットプリンター(JPシリーズ)は、印字速度も速く、細かな部分にまで印字が可能です。UVインクを使用したカートリッジタイプなので、インク交換も簡単にできます。JP-351シリーズは、プリンターの稼働状況に合わせて自動クリーニングができる製品です。
所在地 | 京都府城陽市平川横道76-1(本社) |
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プリンターの種類 | 3種類 |
メンテ・修理拠点 | 公式サイトに記載なし |
リコーのインクジェットの特徴は、豊富なラインナップ・充実した技術サポート・周辺機器・継続的な技術開発です。長年にわたり新しい製品を開発し続けることで、製品機能もパワーアップ。評価検討するために吐出テストができる評価装置も用意されています。
所在地 | 東京都大田区中馬込1-3-6 |
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プリンターの種類 | 3種類 |
メンテ・修理拠点 | リコーテクニカルコールセンター(0120-892-111) |
エーティーエーのAtajet SOL シリーズは、インクカートリッジ Zion (ザイオン)とBryce1.5(ブライス1.5)を採用した国産のインクジェットプリンターです。2列ノズルで目詰まりに対応。生産ラインがストップするのを防ぐことができます。
所在地 | 東京都北区滝野川7-11-3 |
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プリンターの種類 | 1種類 |
メンテ・修理拠点 | 電話(03-5961-5866)またはWEB(info@ata.ne.jp) |
日本ブレイディの産業用ラベルプリンターは、解像度300dpiの鮮明な印字をハイスピードで実現。800種以上のブレイディ製高機能ラベルや熱収縮チューブに対応しています。開発した凍結保存用検体管理システムは国立研究機関などで採用されてます。
所在地 | 東京都八王子市暁町1-31-16 |
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プリンターの種類 | 1種類 |
メンテ・修理拠点 | カスタマーサービス:042-655-2533/テクニカルサポート:042-655-2534またはオンラインフォーム |
産業用サーマルプリンターとインクジェットプリンターを専門に取り扱っている企業です。UV光で硬化・変色するインクや、有害ガスを出さないミネラルフリーインクなどユニークなインクを使用できるプリンターを開発・製造しています。
所在地 | 埼玉県入間郡三芳町みよし台17-5 |
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プリンターの種類 | 12種類 |
メンテ・修理拠点 | 埼玉サービスステーション: 049-277-8940 大阪カスタマーセンター:大阪府大阪市東住吉区湯里6-4-18 |
20年以上蓄積された技術力を結集して産業用インクジェットプリンタやカッティングプロッタを開発し、ソフトウェアやインクで付加価値を高めてトータルで提案する開発型企業を目指しています。剛性を高めた筐体や最小インク滴のブレをコントロールすることで高品質な成果をあげ、付加価値を生み出します。
所在地 | 長野県東御市滋野乙2182番地3 |
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プリンターの種類 | 9種類 |
メンテ・修理拠点 | テクニカルコールセンター:0120-106-114 |
「産業用インクジェットプリンター(IJP)」とは、インクを飛ばして印刷する形式のプリンターです。
紙製品を始めさまざまな素材に印刷でき、生産ラインに設置することで製品や外装の製造工程で印字することも可能です。
賞味期限やロット番号の印字に用いられる場合が多く、ペットボトルや缶などの容器や、フィルム包装の印字にも使用されています。
インクジェットとレーザーマーカーの違いはその印刷方式に秘密があります。
インクジェットは対象物に対しインクを噴射して印刷する方法のこと。
一方、産業用で使用されているレーザーマーカーは、レーザー光を対象物に照射し、表面を削る・溶かすなど、表面の状態を変化させてマーキングする方法を指します。
対象物やコスト、ロット数によって選ばれるプリンターが異なりますが、インク品質の向上・安全面・消費電力の少なさなどさまざまな理由により、今までレーザーを使っていた業界においても、インクジェットプリンターにシフトチェンジすることも少なくありません。
レーザーマーカーからインクジェットにシフトチェンジする理由のひとつに、生産ラインの高速化が挙げられます。インクジェットプリンターは生産ラインに組み込みやすく、ラインを止めずに印字することができます。これによって大量生産にも適していると考えられています。
また、熱や削りによって対象物の耐久性が変化しない点、削りカスが発生しない点など、細かいところにおいてもインクジェットプリンターが見直されているのです。
さまざまな産業において使用されているインクジェットプリンター。
インク技術やプリンター性能において日進月歩で開発が進んでおり、各プリンターメーカーにおいてもさまざまな特色があります。導入する際は、各社の特色を理解しつつ、自社の課題や理想を相談するとよいでしょう。
当サイトでおすすめしているプリンターメーカーにもぜひ注目してみてください。
DOD(Drop On Demand)式とは、印字が必要なタイミングだけインクを噴射する方式を指します。「大文字用」や「外装用」とも呼ばれており、会社ロゴやバーコード、一括行事など、一度に大量のインクの使う印字に適しています。
CIJ(Continuous Ink Jet printer)式とは、常にプリンター内部でインクを循環させ、印字のタイミングで滴下する方式です。「小文字用」「個包装用」とも呼ばれ、賞味期限やロット番号など、少量のインクで印字する文字に向いています。
レーザーマーカーはインクを使用せず、レーザー光を当てて印字する「マーキング機器」の一種です。一見、インクジェットよりも優れた技術に見えますが、それぞれに相性や適正があり、どちらが良いとは一概に言えません。
プリンターの導入には様々なコストがかかります。無駄な出費を抑えるには、ランニングコストに合わせて選ぶのも大事なポイントです。プリンター市場全体の価格相場を知っておくことで、機種の比較がしやすくなります。
基本的にコストと品質は比例しています。しかし、高ければ良い訳ではなく、不必要な機能・設備のせいで無駄な出費を増やしてしまうことも。「自社が何を必要としているのか」を見極め、正しい費用価格を見積もりましょう。
プリントヘッドとは、印刷物に文字や画像などの印字データを出力するための部品です。大抵のトラブルはプリントヘッドを交換するだけで解決しますが、できない場合はプリンター本体を買い換える必要があるので注意しましょう。
インクジェットは紙箱や容器への印字に向いているため、主に食品業界や医薬品業界からの人気を集めています。現在は他業界でも導入が進んでおり、その活躍の場を広げています。参考までに、実際にどのような業界で活用されているのかを紹介します。
プリンターも機械なので、不具合や故障と言ったトラブルはつきものです。しかし、トラブルの内容や原因などを知ることで、対策を講じることもできます。プリンターにまつわるリスクを熟知し、適切な対処を行えるようにしましょう。
レジンインクは、水性顔料インクをベースにしているため、VOCのような有害物質が少ないインクとして注目されています。環境にやさしい以外にも、画質や耐水性、耐光性など多くのメリットがあるレジンインクについて解説しています。
dpiとはなにか、産業用インクジェットプリンターを選定する際には知っておきたい単位です。dpiとは印刷解像度を示しています。dpiの数値が高い、低いと何が変わるかなどについて解説しているのでぜひチェックしてみてください。
機種を選ぶ際に重要となるのが、プリンターの「用途」。紙製品に印字したいのか、トラブルが強いものにしたいのか―その用途で適切な機種が代わります。プリンター選びをする際は、メーカーの対応機種を知っておくことも大事です。
カタログや公式サイトの製品情報だけで、その製品の全てを知ることはできません。想像と現実の相違は、プリンター導入の失敗を招きます。事前にデモ機でテストを行い、実際の使用感を知っておくことが大事です。
産業用インクジェットプリンターのインクは毒性を含む「有機溶剤」が使用されており、有機則の対象となっています。「有機則非該当インク」は有機則の対象となる毒性を含まないインクで、安全性の観点から需要が高まっています。
細かいものに印字する場合、文字潰れやインク滲みで読めなくなることも。高解像度のプリンターなら、細かい文字でも鮮明に読める状態で印字できます。細かいものに印字する場合、高解像度の小文字用IJPを探しましょう。
プリンターを有効活用する場合、本体とインクを買い揃えるだけでは不十分です。周辺装置・機器を揃えて初めて機能したり、装置一つ追加するだけで作業効率が大幅に向上するケースもあるので、オプション関係の事前相談はとても大事です。
プリンターのトラブルで特に多いのがインク関係。インク漏れやインク詰まりなど、急なトラブルに悩まされる業者も少なくなりません。洗浄システムが組み込まれている機種もありますが、まずはメーカーに相談するのが先決です。
ハンディタイプとは片手で使えるように軽量化された、コンパクトサイズのプリンターです。機能面では据置型よりも劣りますが、導入が容易で場所を取らないという利点があり、その使いやすさから人気を集めています。
産業用インクジェットプリンターにはさまざまな種類がありますが、印刷の対象物や用途によって、適した機器を見極めることが大切です。どの対象物に何を印字するのかで、産業用インクジェットプリンターを選びましょう。
果物や野菜の包装しへの印字には、品質管理が求められます。食品にインクやほこりが付着してはいけないため、清潔に使用できる機能が求められるでしょう。また、インクの安全性も重要です。古層への印字には、可食インクの使用が適しています。野菜の包装紙や果物への印字は、安全性と衛生面を第一に考えたものにしましょう。
建材に印字する産業用インクジェットプリンターは、耐久性に優れていることが重要です。決して良くない環境の下でも、スムーズに連続して印字ができるプリンターでなければなりません。建材と言っても、木材やタイル、アルミ板など種類はさまざまです。印字に使用するインクを選ぶときは、建材の種類に適したインクや機器を選びましょう。
産業用インクジェットプリンターで自動車部品に印字するときは、部品の種類やサイズ、材質などに応じて機器を用意する必要があります。パーツによって、耐熱インクや耐油インク、顔料系白インクなどが多く使われています。自動車部品に産業用インクジェットプリンターを使用するときは、部品の特性に合わせて機器やインクを選ぶことが大切です。
段ボール・紙箱に産業用インクジェットプリンターを使用することで、作業の効率化とコストの削減を図ることができます。ECサイトの需要が拡大する今、段ボールなどの梱包材で差別化を図ることは重要です。印象的なロゴやブランドのアイコンなどを印字し、ブランド力を高めることもできます。紙類はインクがにじみやすいため、にじみにくい顔料系インクが適しています。
ゴムの印字に産業用インクジェットプリンターを導入することで、印字の品質や生産スピードの向上を目指すことができます。ただし、ゴムはインクが浸透しづらい素材のため、ゴムへの印字に適したインクを選ばなければなりません。ゴムの印字に特化したインクを選び、作業の効率化を図りましょう。メンテナンスのしやすさやランニングコストも考慮してみましょう。
アルミフィルムに印字できるインクジェットプリンターには、さまざまな種類があります。2ノズルを搭載しているプリンターを選べば、作業スピードも向上するでしょう。プリンターの種類によって印字できる文字数やサイズ、文字の種類が異なるため、対象物に適したものを選んでください。タッチパネル式など、操作性に優れたプリンターもおすすめです。
発泡スチロールに印字できるインクジェットプリンターを選ぶときは、発泡スチロールに印字できるインクに対応しているものを選びましょう。なかには発泡スチロール専用のインクもあるので、うまく活用してみてください。カラー対応しているものを選べば、他社の商品との差別化を図ることができるでしょう。アイデア次第で活用方法が広がります。
ガラスに印刷したい場合、インク選びに注意が必要です。求められる性能は、ガラス製品の用途などで異なります。例えば、飲料用であれば耐結露性を備えたインクを求められることが多いでしょう。同様に、ガラスに対応しているプリンターも選ばなければなりません。最近では、遠隔管理できる製品などが登場しています。
住宅用の石膏ボードへロットナンバーや社名を印字するケースなどがあります。工場に産業用インクジェットプリンターを設置する場合、粉塵への対応などを確認しておかなければなりません。導入後のサポート体制もチェックしておきたいポイントです。インクは、速乾性の高いものなどが扱いやすいでしょう。
金属製品の例として、スチール缶やボトルのキャップなどがあげられます。これらに印字する場合は、用途に合っているインクに対応した専用の産業用インクジェットプリンターが必要です。例えば、印字部分が簡単に消えない強密着性のインクに対応しているなどが考えられます。両者の組み合わせを考えながら選択しましょう。
布製品に印字するのに適した産業用インクジェットプリンターは、採用するインクの種類、印字する素材、ロット数などによって異なります。特に、使用するインクには染料と顔料の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、違いを把握したうえで希望に合ったほうを選ぶのが重要です。プリンタごとの特徴とともにチェックしておきましょう。
セラミックの表面にロゴや製造番号などの重要な情報を印字する場合、つるんとした素材にもしっかりとインクを定着させられるUV硬化インクを使用するのがおすすめです。化学反応によって素材とインクを結合させるので、剝がれにくく耐久性が高い点も特徴。また、インクではなくレーザーを用いて印字・刻印する方法もあります。
缶や瓶、化粧箱など、産業用インクジェットプリンターを利用して印字した製品・素材の事例をまとめました。
缶に賞味期限や製造年月日を印字する場合、主に連続式の産業用インクジェットプリンターが用いられています。中でも缶飲料や缶詰での導入ケースは多く、複数のプリンターを並べて高速生産を実現したビール工場や、高解像度の産業用インクジェットプリンターを取り入れている企業などがあります。
瓶の蓋へ賞味期限やロット番号を印字する際にも、産業用インクジェットプリンターが利用されています。インクの種類が豊富で、幅広い素材に対応しているため、対象・箇所を問わずに印字できます。
産業用インクジェットプリンターは、牛乳パック(テトラパック・ブリックパック)へ賞味期限を印字する際にも使われています。牛乳工場ではスピードが求められますが、プリントヘッドを複数並べることで、高速に多段印字が可能になります。
化粧箱へ印字したい時にも産業用インクジェットプリンターが適しています。ただ、化粧箱といっても素材はさまざまで、インクによっては印字できない場合があります。製品製造へ入る前に、必ず印字テストを実施しましょう。
個包装・小包装へ印字する際にも使われている産業用インクジェットプリンター。印字対象が食品の場合、有機則に該当するインクは使えません。MEKフリーインクなど、有機則非該当のものを選びましょう。
産業用インクジェットプリンターを利用すれば、パウチ(パウチ袋・スタンドパウチ)へ賞味期限や製造年月日を印字できます。もし食品のパウチに印字する時は、高温加熱やアルコールに耐えるインクを選びましょう。
金属部品やパイプは凹凸や曲面があるため、非接触で印字できる産業用インクジェットプリンターが適しています。工業用の金属部品へ印字する際には、切削油や潤滑油などの影響でも落ちにくい耐油性の高いインクを選びましょう。
インクや顔料が密着しにくく、浸透しづらい樹脂やプラスチック、塩ビなどの素材も、産業用インクジェットプリンターなら印字できます。密着性の高いインクに対応している産業用インクジェットプリンターを選びましょう。
食品などの包装に多いフィルム素材への印字は、生産ライン工程で印字できる産業用インクジェットプリンターが適しています。複雑な凹凸や曲面のあるシュリンクフィルムへの印字にも、非接触で印字する産業用インクジェットプリンターを選びましょう。
ピロー包装やスティック袋への印字には、インクジェットプリンターの他にサーマルプリンターやUVレーザープリンターなどが使われますが、組付け位置の自由度が高く、柔軟なタイミングで印字できるのはインクジェットプリンターです。
ボトルへの印字は、導入コストと印字目的に合わせたプリンターを選ぶことが大切です。環境に配慮したいのであればレーザープリンター、コストを抑えつつ製品にキズを付けたくないのであればインクジェットプリンターを選びましょう。
粘りやとろみのある充填物を包装する際に使用する、ロータリー充填機やパウチ充填機。充填物が回転・移動している間に印字する必要があるため、高速印字できるプリンターが求められます。ロータリー充填機やパウチ充填機に適した産業用インクジェットプリンターの選び方をまとめました。
缶という特殊なものに印字するにあたって、インクが滲む・光で反射して読み取れないなどの状態がきたしやすくなります。だからこそ缶に対応可能なインクを使用することが大切です。設備を導入することで作業効率アップやコストダウンなども図れるでしょう。
ペットボトル・キャップという特性上、丸みを帯びたデコボコした部位に印字しなければなりません。速乾性のインク・プリンターを使用する必要がありますが、有機溶剤を含む製品には注意が必要です。ただ中毒や環境などの面において有機溶剤を使用しないタイプを用いた方が良いでしょう。
多彩な種類がある調味料の印字を行うのであれば、印字変更がしやすいタイプを選ぶようにしましょう。また連続式のインクジェットプリンターが向いています。連続式なら、距離などの影響が受けにくいなどのメリットもあります。
消費者が製造年月日や消費期限や賞味期限がすぐわかるような正確性や見やすさが印字のポイントです。印字後の殺菌処理にも耐えられるかへの考慮も求めれます。常温や冷凍といった保存方法を踏まえた検討も必要です。速乾性や耐水性の高いインクなどが向いています。
コンビニ惣菜やレトルト惣菜への印字では、インクの耐熱性や耐アルコール性や有機則非該当などを考慮しなければなりません。アルコールが付着した手で触ることへの意識も大切です。労働安全衛生法も考え、有規則非該当のインクが求められます。
アイスクリームは、冷蔵庫や冷凍庫で保存するため品質の変化が小さく、賞味期限表示を省略できます。ただ、アイスの賞味期限を知った上で選びたいという消費者も増えてきました。アイスクリームカップに印字する選択肢の1つにレーザーマーカーがあります。
インスタント食品の印字で注意したいのは保存や処理を考えることです。冷凍や冷蔵、レトルトの殺菌処理をしても、かすれたり消えたりしないようなインクを使い、対応できるインクジェットプリンターを選定しましょう。
お菓子の印字は、賞味期限、消費期限のヒューマンエラーに注意したいところです。インクジェットプリンターの中には、適切な印字がされているか検査システムと相性がいいものもあるためその点も踏まえて選びましょう。
お土産品の印字は、賞味期限や消費期限、ロット番号にミスや問題があるとブランド低下につながるため注意が必要です。外箱と包装紙にも印字できるよう、連続式、小文字用のインクジェットプリンターが適しています。
建材の印字は粉塵が多く過酷な環境で行われることが多いため、現場でも問題なく使えるインクジェットプリンターを選ぶ必要があります。インクジェットプリンターなら版も画面上で簡単に変更でき、版制作のコストも削減できます。
印字スペースが限られている電子基板には、非接触型のインクジェットプリンターがおすすめです。インクジェットプリンターなら対象物へのダメージもなく、精密・正確に印字ができます。消せるインクを使えば、製品の一時的なマーキングも可能です。
トイレットペーパー・紙管の印字には、速乾性に優れた連続式のインクジェットプリンターが適しています。湾曲している面や紙管の内側にも印字でき、スピーディかつ正確に仕上げることが可能です。印字内容の変更も簡単にできます。
薬に印字ができるインクジェットプリンターを使用する際は、食品・食品添加物で構成された可食性インクを使用する必要があります。カスタマイズも可能なインクジェットプリンターを選べば、製品に合わせた印字が叶います。
金属の自動車部品に印字する場合は、高温耐熱性・耐油性のインクを使用します。自動車部品ではさまざまな形状・材質の部品が使用されるので、印字のかすれや文字欠けを防ぐには、部品に合わせたインクを選ぶことが大切です。
柔軟に印字ができるインクジェットプリンターは、食材への印字に適しています。生産ラインで食品に直接印字するなど、作業の効率化を目指すことも可能です。非接触かつ速乾性の高いインクで印字するため、さまざまな形状の食材に使用できます。
樹脂製品・継ぎ手への印字に対応しているインクジェットプリンターを選ぶ際は、速乾性や耐久性の高いインクを補填できるかを中心に検討すると良いでしょう。オプションが豊富なインクジェットプリンターなら、さまざま形状の製品に印字できます。
樹脂製のチューブに印字する場合は、速乾性とともに耐久性の高いインクを使用しなければなりません。また、暗色のワークにもはっきりと印字できるよう、黄色インクなど発色の良いインクを選ぶなどの工夫が重要です。
医療機器・器具とひとくちにいっても、多岐にわたる種類の素材が用いられています。消えにくい印字をするためには、その素材に適したインクをさがし、それに対応可能なインクジェットプリンターを使用することが必要です。
アルコールが含まれる消毒スプレーなどが付着すると、普通のインクだと印字が薄くなったり消えたりしてしまいます。対処するには、耐アルコールのインクを使用する必要があります。産業用インクジェットプリンターを導入する場合、インクに適したプリンター選びが必要となります。
その勢力図を覗いてみると、企業・メーカーの参入によるシェアの変動、社会現象によるインクジェットの需要変化など、非常に複雑な市場動向を見ることができます。
高い需要を持つのはどのメーカーなのか、社会現象がインクジェットの需要にどのような影響を与えているのか。
産業用インクジェットプリンターの国内市場を解明してみましょう。