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当記事では、脱ラベルを実現する産業用インクジェットの仕組み、コストメリット、注意点などを解説しています。産業用インクジェットプリンターの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ダイレクト印字は、SDGs・環境配慮や人手不足の解消とライン自動化、ラベル資材費・在庫管理コストの削減につながるといったメリットがあります。ここでは、なぜ今「脱ラベル」なのか、ダイレクト印字が注目される3つの背景について詳しく解説します。
ラベル台紙(剥離紙)の多くはリサイクルできないため、廃棄物となります。ラベルをなくすことにより環境負荷軽減になり廃棄コストを削減できます。またラベルの基材や粘着剤が不要になるので、プラスチック使用量を大幅に削減できるのもメリットです。
さらに、容器に直接印字することで分別・リサイクル工程の負荷を軽減できるなど、リサイクル性向上にも寄与できる点も注目されています。
手貼り作業の削減や、ラベル貼り機(ラベラー)の台紙切れによるライン停止リスク・メンテナンスの手間の解消につながります。
自動ラベラーの監視やトラブル対応に割いていた人員が不要になるのもメリットです。ラベルロールの交換や、シールの詰まりといった物理的な作業ストレスも解消するでしょう。貼り間違いや貼付漏れなどのミスが発生しにくいため、検査や手直しの手間も省けます。
プレ印刷ラベルや白紙ラベルの購入費、デザイン変更ごとのラベル廃棄ロスの削減にも寄与します。印刷された専用ラベルやシール、台紙そのものを購入する費用が不要になるのがメリットです。
多品種のプレ印刷ラベルを抱える必要がなくなるので、無地資材の共通化で保管スペースや管理の手間を大幅に削減できるでしょう。さらに、仕様変更やデザイン改訂に伴う余剰ラベルの廃棄がなくなるなど、廃棄ロスの防止にもつながります。
ラベル貼付とダイレクト印字には、どのような違いがあるのか気になるものです。ここでは、ラベル貼付とダイレクト印字のメリット・注意点を比較します。
| 項目 | ラベル貼付 | ダイレクト印字 |
|---|---|---|
| ランニングコスト | ラベル単価+インク代 | インク代のみ(大幅削減) |
| 資材在庫管理 | ラベル各種の在庫が必要 | インクのみで省スペース |
| メンテナンス性 | 貼り位置調整・目詰まりケア | 自動洗浄など省力化進行 |
| リサイクル性 | 分別が必要な場合あり | そのままリサイクル可能 |
ダイレクト印字移行時の注意点には、印字濃度やコントラストについて考慮しておく必要があります。クラフト段ボールなどにバーコード(GS1-128等)を直接印字する場合の読み取り精度を確保することが重要です。
また、耐擦過性・密着性についても注意が必要です。樹脂フィルムや金属へ印字する際、擦れて消えないか確認しておくほか、適切なインク選定が必須となります。
産業用インクジェットによる「ダイレクト印字」の主な用途や方式も気になるものです。 ここでは、用途や方式について解説します。
大文字用・高解像度インクジェット(DOD)を使用し、物流用バーコードやQRコード、商品情報を箱に直接印字できます。段ボールからPP袋にいたるまで、さまざまな素材に付着力の良いインクで印字可能です。ダンボールへの印字がぼやけるなどの困りごとにも対応できます。
各種フィルムやコート紙、金属、ガラス、ゴムへのダイレクト印字が可能です。インク種も多く、さまざまな材質に速乾で印字することが可能です。食品や医薬品の軟包装フィルムへ、賞味期限やロット番号をサーマルインクジェット(TIJ)や小文字用(CIJ)で高速で直接印字ができます。
速乾性・強粘着インクを使用し、曲面や非吸収体へ直接印字が可能です。樹脂ボトルは、化粧品や飲料、洗剤などの容器に賞味期限、製造番号、バーコードを直接表示できます。缶(スチール・アルミ缶)にも用いることができ、食品や飲料缶への製造年月日や個体識別情報を記載が可能です。
上記のほかには、金属パーツも可能となっており、自動車・機械部品や電子部品への型番、シリアルナンバー、2次元コード(DMコード)を刻印できます。
脱ラベルを成功させるためには、機種選びはもちろん、導入検討のポイントを抑えておく必要があります。以下に記載の機種選び・導入検討のポイントをチェックしてみましょう。
ダイレクト印字が注目される3つの背景として、脱プラスチック・ゴミ削減につながるほか、人手不足の解消とライン自動化やラベル資材費・在庫管理コストの削減にも寄与します。
導入を検討している方は、実際のワークにメーカーでサンプル印字してもらい、密着性・読み取り精度をチェックするほか、トータルコストを試算するのが望ましいです。自社の搬送ラインや印字対象に合わせた適切なインクとプリンター方式を選ぶために、まずは実機での「サンプルテスト印字」をメーカーに相談するのがおすすめです。
当サイトでは、導入前に知っておきたい産業用インクジェットプリンターや産業用インクジェットプリンターの国内メーカーなどを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/
印刷不良を減らす理由