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CIJ方式の産業用インクジェットプリンターでは、プリントヘッド内部の汚れが印字欠けやカスレ、印字乱れの原因になることがあります。ここでは、プリントヘッド内部の汚れを確認し、洗浄タイミングを知らせる紀州技研工業の汚れ検出ユニット「RACCOON EYE®」について紹介します。
賞味期限やロット番号、製造年月日などの印字に使われるCIJ方式の産業用インクジェットプリンター。高速ラインや小文字印字に対応しやすい一方で、安定した印字品質を維持するためには、プリントヘッドの状態管理が欠かせません。
プリントヘッド内部にインク汚れがたまると、インク滴の飛翔や回収に影響し、印字欠け・カスレ・印字乱れなどのトラブルにつながる可能性があります。特に、賞味期限やロット番号のように製品管理に関わる情報では、読み取りにくい印字や欠けた印字が発生すると、検査NGや製品ロス、ライン停止の原因にもなりかねません。
そこで重要になるのが、ヘッド内部の汚れを適切なタイミングで確認し、必要なタイミングで洗浄することです。
プリントヘッドの汚れは、外側から見ただけでは判断しにくいものです。従来は、ヘッド内部の状態を確認するためにプリントヘッドを取り外す必要があり、洗浄のタイミングを見落としてしまうケースもありました。
洗浄が早すぎると、メンテナンス工数や溶剤コストが増えてしまいます。一方で、洗浄が遅れると印字不良が発生し、生産ロスにつながるおそれがあります。つまり、CIJプリンターの安定稼働には、ヘッド洗浄のタイミングを適切に見極めることが大切です。
RACCOON EYE®は、紀州技研工業の連続式インクジェットプリンター「KGK JET CCS7000」のプリントヘッドに装着して使用する汚れ検出ユニットです。
従来はプリントヘッドを取り外さないと見えなかったヘッド内部を、CCS7000のプリンター本体モニターから確認できます。ヘッド内部の汚れを“見える化”することで、オペレーターが洗浄タイミングを判断しやすくなるのが特徴です。
※引用元:紀州技研工業公式HP
(https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/kgk-jet-ccs7000/)
RACCOON EYE®では、あらかじめ設定した汚れレベル値をもとに、メンテナンスや洗浄が必要なタイミングを知らせます。通知は、プリンター本体モニターやRACCOON EYE®本体、シグナルタワーなどで確認できます。
これにより、見落としがちな洗浄時期を逃さず、ヘッド汚れによる印字不良を削減しやすくなります。
RACCOON EYE®本体にはLED表示があり、ヘッド内部の汚れ状態を色で確認できます。状態が視覚的にわかるため、現場での確認作業をスムーズに行えます。
※引用元:紀州技研工業公式HP
(https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/kgk-jet-ccs7000/)
オペレーターがプリンターの近くにいる場合はもちろん、シグナルタワーを組み合わせることで、離れた場所からでも状態を把握しやすくなります。
RACCOON EYE®対応機種
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RACCOON EYE®は、汚れレベルが任意の「警告」値を超えると、プリンターが自動的に印字を停止します。その際、ガターが締まるノズルキャッピング機構によって、印字不良が発生したまま生産が続いてしまうリスクを抑えます。
印字不良が発生した状態で製品が流れ続けると、後工程での検査負担や廃棄、再作業が発生する可能性があります。RACCOON EYE®は、印字不良を未然に防ぐための仕組みとして、生産ロスの削減に貢献します。
印字検査装置を導入している場合でも、印字不良が発生してから検出するだけでは、製品ロスや手戻りが発生します。ヘッド内部の汚れを早めに把握し、洗浄タイミングを逃さないことは、検査前のトラブル予防としても重要です。
RACCOON EYE®は、ヘッド内部の状態を確認できるため、印字検査に頼り切るのではなく、印字不良を起こしにくい状態を維持したい現場にも適しています。
RACCOON EYE®には、ガターに対するビーム位置を確認できる「ビーム位置表示」機能も搭載されています。
CIJ方式では、インク流とガターの位置関係が印字品質に関わります。ビーム位置を画面で確認できることで、ガターとインク流の位置合わせ作業をサポートし、調整作業の負担軽減につながります。
プリントヘッドの状態確認や位置調整は、経験のある担当者に頼りがちな作業です。しかし、ヘッド内部の状態やビーム位置を画面で確認できれば、現場全体で状態を把握しやすくなります。
担当者ごとの判断差を抑え、メンテナンスの品質を安定させたい現場にとって、RACCOON EYE®は有効なサポート機能といえるでしょう。
RACCOON EYE®に対応する「KGK JET CCS7000」には、インク滴の飛翔を最適化する気流制御機能「AIR SCUDO®」も搭載されています。
AIR SCUDO®は、エアシールド効果によってプリントヘッド内部へのインクの跳ね返りを低減し、ヘッド内部の汚れを抑える機能です。紀州技研工業では、AIR SCUDO®を搭載することで、洗浄回数や洗浄に要する溶剤コスト、洗浄時間、ばく露量を大幅に削減できるとしています。
つまり、AIR SCUDO®が「汚れにくくする機能」であるのに対し、RACCOON EYE®は「汚れたタイミングを見逃さない機能」といえます。両方を組み合わせることで、CIJプリンターの印字品質とメンテナンス性を支えます。
| 機能 | 主な役割 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| AIR SCUDO® | インク滴の飛翔を最適化し、ヘッド内部の汚れを低減 | 洗浄回数・溶剤コスト・作業時間の削減 |
| RACCOON EYE® | ヘッド内部の汚れを確認し、洗浄時期を通知 | 洗浄タイミングの見落とし防止、印字不良の予防 |
| ノズルキャッピング機構 | 停止時にガターを締める | 溶剤消費量の削減、再起動時の安定性向上 |
RACCOON EYE®は、CIJ方式の産業用インクジェットプリンターで印字品質を安定させたい現場や、メンテナンス負担を軽減したい現場に適しています。
賞味期限やロット番号、製造番号などの可変情報は、製品管理やトレーサビリティに関わる重要な印字です。印字欠けやカスレが発生すると、検査NGや製品ロスにつながる可能性があります。
RACCOON EYE®は、ヘッド汚れによる印字不良を未然に防ぎたい現場に適しています。
ヘッド洗浄の判断を担当者の経験や勘に頼っている場合、洗浄が早すぎたり遅すぎたりすることがあります。RACCOON EYE®は、汚れレベルに応じて洗浄時期を知らせるため、洗浄タイミングを標準化しやすくなります。
不要な洗浄が増えると、作業時間だけでなく溶剤コストも増加します。必要なタイミングで洗浄しやすくなることで、メンテナンス工数や溶剤使用量の最適化が期待できます。
複数の生産ラインを運用している場合や、高速ラインで印字している場合、プリンターの状態をすぐに把握できることは重要です。RACCOON EYE®は、LED表示やモニター表示、シグナルタワーによって状態を確認できるため、現場での管理負担を軽減しやすくなります。
RACCOON EYE®に対応するKGK JET CCS7000は、紀州技研工業の連続式インクジェットプリンターです。染料インク・顔料インクに対応し、賞味期限やロット番号などの小文字印字に活用できます。
※引用元:紀州技研工業公式サイト
(https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/kgk-jet-ccs7000/)
公式HPに記載ありませんでした
| 製品名 | KGK JET CCS7000 |
|---|---|
| 印字方式 | 連続式(帯電制御方式) |
| 対応インク | 染料インク、顔料インク |
| 防塵防水性 | IP66(ヘッドは除く) |
| 画面サイズ | 10.1インチ カラーLCD/タッチパネル |
| 対応ノズル | 40µm/50µm/60µm |
| 文字高さ | 約0.8~5mm(40µmノズル) 約1~10mm(50µmノズル) 約2~10mm(60µmノズル) |
| 最高印字速度 | 2233~3666文字/秒 |
| バーコード印字 | ITF、Code39、NW7、JAN、Code128、Code93、UPC-A/E |
| 2次元コード印字 | QRコード、データマトリクス |
| 外部接続 | I/O、信号灯、RS-232C、LAN、エンコーダー、UPS、USB |
| マルチ制御 | 親機1台に対し子機最大16台制御可能 |
| ドライエアー源 | 不要 |
| 本体寸法 | 400W × 347D × 577H mm(突起部除く) |
| ヘッド寸法 | φ50mm × 222mm |
| 電源 | AC90-264V(47-63Hz)、95W |
| 質量 | 27kg |
KGK JET CCS7000の
詳しい仕様を公式サイトで見る
KGK JET CCS7000は、紀州技研工業独自のノズルキャッピング機構を採用しています。運転終了後にヘッド内のインクを溶剤に置換する必要がないため、溶剤消費量を削減できます。
また、停止状態からわずか24秒で印字可能になるため、ライン立ち上げ時の待ち時間削減にもつながります。
本体は防塵防水規格IP66に標準対応しています。水を扱う食品工場や、粉塵の多い現場でも使用しやすい仕様です。ただし、IP66対応は本体に限られ、ヘッドは除きます。
KGK JET CCS7000は、産業IoTで国際標準として推奨されているプロトコル「OPC UA」を採用しています。離れた場所からでもプリンターの状態確認や操作ができるため、オペレーターの移動距離を短縮しやすくなります。
インク・溶剤の容器にはツイストカートリッジを採用しています。補給時に手や装置が汚れにくく、溶剤の臭いも低減しやすいため、ばく露対策にも有効です。ねじ込み部には誤投入防止機構も備えています。
保守が必要なインク循環経路の部品をボックス内にまとめ、作業性を高めています。インクフィルターは工具を使わず簡単に交換できるため、メンテナンス作業の負担軽減にもつながります。
当サイトでは、紀州技研工業を「カスレやムラをなくしたい、製品の品質を向上させたい」企業におすすめのメーカーとして紹介しています。
紀州技研工業は、自社にインク開発部を持ち、プリンターとインクの両方を自社開発しているメーカーです。印字対象物ごとの素材特性や定着性に応じて、インクの提案や開発に対応できる点が強みです。
紀州技研工業では、プリンター開発部門、インク開発部門、設計部門、ソフトウェア部門を自社内に備えています。プリンター本体だけでなく、インクや周辺機能まで含めて相談しやすい体制が整っています。
RACCOON EYE®のように、現場で起こる印字不良やメンテナンス課題に対応する機能を開発している点も、印字品質を重視するメーカーとしての特徴といえるでしょう。
産業用インクジェットプリンターは、生産ラインに組み込んで使用する設備です。万が一トラブルが発生した場合には、迅速な修理・メンテナンス対応が求められます。
紀州技研工業は全国に複数の拠点を構え、導入後のアフターフォローにも対応しています。代替品によるライン復旧や、内部クリーニングによる詰まり解消など、現場対応が必要なトラブルにも相談できます。
POINT:RACCOON EYE®の
特徴をまとめると…
RACCOON EYE®は、CIJプリンターのプリントヘッド内部の汚れを確認し、洗浄タイミングを知らせる汚れ検出ユニットです。洗浄時期をLEDや本体モニター、シグナルタワーで知らせるほか、警告値を超えた場合には自動で印字を停止します。ヘッド汚れによる印字欠けやカスレを防ぎたい現場、メンテナンス作業を標準化したい現場に適した機能です。
対応機種のKGK JET CCS7000は、AIR SCUDO®によるヘッド汚れ低減、ノズルキャッピング機構による溶剤消費量削減、OPC UA対応による遠隔確認・操作など、印字品質とメンテナンス性を支える機能を備えています。
RACCOON EYE®やKGK JET CCS7000を検討する際は、自社の生産ラインや印字対象物に合っているかを事前に確認することが大切です。
賞味期限、消費期限、ロット番号、製造番号、バーコード、QRコードなど、印字する内容によって求められる印字品質は異なります。また、対象物がフィルム、缶、瓶、紙箱、樹脂、金属など、どの素材なのかによっても適したインクや設定が変わります。
印字欠け、カスレ、印字乱れ、にじみ、線、読み取り不良など、現在発生しているトラブルを整理しておくと、メーカーへ相談しやすくなります。ヘッド汚れが原因なのか、インクや印字条件、ライン環境が影響しているのかを確認することが重要です。
現状の洗浄頻度、1回あたりの作業時間、溶剤使用量、担当者の負担を把握しておくことで、RACCOON EYE®導入後の効果を検討しやすくなります。
カタログや公式サイトの情報だけでは、自社製品や実際のライン条件での印字品質、操作性、メンテナンス性までは判断できません。導入前には、テスト印字やデモ機で確認することをおすすめします。
CIJ方式の産業用インクジェットプリンターでは、プリントヘッド内部の汚れが印字欠けやカスレ、印字乱れの原因になることがあります。安定した印字品質を維持するためには、ヘッド内部の状態を確認し、適切なタイミングで洗浄することが重要です。
紀州技研工業のRACCOON EYE®は、従来見えにくかったプリントヘッド内部の汚れを確認し、洗浄時期を知らせる汚れ検出ユニットです。LED表示や本体モニター、シグナルタワーによって状態を知らせるほか、警告値を超えた場合には自動で印字を停止し、印字不良を未然に防ぎます。
対応機種であるKGK JET CCS7000は、AIR SCUDO®によるヘッド汚れ低減、ノズルキャッピング機構による溶剤消費量削減、OPC UA対応による遠隔確認・操作など、現場のメンテナンス性と印字品質を支える機能を備えています。
印字不良による製品ロスを減らしたい、ヘッド洗浄のタイミングを見逃したくない、メンテナンス作業を標準化したい場合は、紀州技研工業に相談してみるとよいでしょう。
RACCOON EYE®対応
KGK JET CCS7000を公式サイトで見る
※参照元:紀州技研工業公式サイト
(https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/kgk-jet-ccs7000/)
※参照元:紀州技研工業公式カタログ
(https://www.kishugiken.co.jp/wp/wp-content/uploads/2026/06/e1bae19ed7d04c6c47a8e7c54b8f43f4.pdf)
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/
印刷不良を減らす理由