建材に印字を行う際に産業用インクジェットプリンターに求められる機能や、印字に適したインクの選び方、事例などを紹介します
建材への印字は、ほぼ止まることなく行われています。稼働中にできるだけ多くの建材に印字できるよう、安定してスピーディーに印刷できる生産性の高い機能が必要です。また、温度変化が激しい環境や、埃が多い環境での作業になりますので、これらの厳しい環境に耐えながら、スムーズな印字ができる産業用インクジェットプリンターでなければなりません。
建材といっても、さまざまな種類があります。木材・塩ビ・石膏ボード・外壁タイル・アルミ板などの場合は、建材に直接印字できるタイプの産業用インクジェットプリンターが必要です。また紙袋や段ボール、アルミパウチ、フィルム袋などの場合は、印字が必要な場所に合わせた文字サイズが選べる機器が必要となるでしょう。
産業用インクジェットプリンターに使用するインクは、さまざまな種類があります。建材に適しているのは、木材・塩ビ・石膏ボード・アルミ板にも、紙袋・段ボール・アルミパウチ・フィルム袋にも対応できる耐アルコールで強接着のインクです。このインクは速乾性があり、アルコールで拭いても印字が滲んだり、薄くなったりすることがありません。新型コロナウイルスの影響でアルコール消毒が一般的に行われている現在でも、印字を綺麗に維持することができます。
ただし、産業用インクジェットプリンターのメーカーによって、サポートチームのサポート内容は異なるため、製品サンプルを使ってテストを行い、より適したインクを見極めましょう。
建材において印字の対象となるのは、木材やパイプ、ガラス、金属、ゴム製品などがあります。材質や印字前後の加工方法によって適するインクが異なるため、建材とインクとの組み合わせを考慮してインクジェットプリンタを選ぶことが大切です。
大量の製品に印字を行う必要があるため、建材に印字を行うのであれば、安定した生産性が維持でき、埃や温度変化のある環境でもトラブルなく稼働できる産業用インクジェットプリンターが必要です。印字する建材の種類によって最適な機器は異なりますので、機能性と対応材質を踏まえて、導入する機器を選びましょう。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
印刷不良を減らす理由