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食品に印字したい

このページでは、食料品への印字に合った産業用インクジェットプリンターの選び方を解説しています。どのようなプリンターが最適なのかはもちろん、インクの選び方や事例なども紹介しているため、導入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

どのようなプリンターが求められるのか

飲食料を扱う業界で産業用インクジェットプリンターを選ぶ際は、「高い稼働率」と「材質に合わせて印字できるか」、「可読性が高く正確な印字が可能か」に着目するのがポイントです。他の業界と同じようにブランド力を高められるかに加えて、効率的を実現できるプリンターを選びましょう。

また、オーブンが稼働している環境では、同時にプリンターも稼働していなければなりません。特に、パンやケーキを扱う場合は、包装紙以外にも段ボールやパウチなどのさまざま材質に対応できるものをセレクトするのが重要です。

食品への印字に適したインクの選び方は?

食料品分野では、賞味期限や製造年月、製造所記号や2次元コードなどをはっきりと印字できるようなインクを選ぶのが大切です。また、印字後の製品を加熱したり冷蔵・冷凍することも多く、耐熱・耐水・耐冷蔵冷凍・耐レトルトに秀でたインクが求められるでしょう。

さらに、口に入れるものを作っているラインで使われるので、有機溶剤などの有害物質を含まないエタノール系インクやMEKフリーインクなどにこだわるのも良いかもしれません。

食品の印字事例

食品分野での印字は、容器やパッケージへの賞味期限や製造年月日などが主ですが、以下の事例のように食品へ直接印字するようなケースもあります。その際には口にしても人体に悪影響のない、食品添加物で作られたインクを使用します。

りんごに直接専用の白インクで印字した事例

食品印字事例1

※引用元:紀州技研
(https://www.kishugiken.co.jp/ink/ink_search/)

食品の外袋に黒インクで印字

食品印字事例2

※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/food/)

プラ容器に賞味期限を印字した事例

食品印字事例3

※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/food/)

サラミのプラ容器に印字した事例

食品印字事例4

※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/food/)

お菓子の化粧箱に賞味期限を印字

食品印字事例5

※引用元:BROTHER INDUSTRIAL PRINTING
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/foods/)

外装フィルムに黒インクで印字した事例

食品印字事例6

※引用元:BROTHER INDUSTRIAL PRINTING
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/foods/)

レトルトのパウチへの印字事例

食品パウチへの印字

※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/food/)

卵の殻へ専用インクで印字をした事例

卵の殻への印字

※引用元:紀州技研工業株式会社
(https://www.kishugiken.co.jp/technical/%e5%8d%b5%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%8d%b0%e5%ad%97/)

耐水、耐冷、耐熱などに対応できるプリンターが必要

食料品メーカーの多くは、複数の製品を扱っているケースが多いでしょう。そのため、特定の素材や形状に合わせた限定的な産業用インクジェットプリンターよりも、さまざまな条件に対応できるものを選ぶ必要があります。

また、レトルトのパウチでは耐熱や耐水、冷凍食品の袋に使用するインクには耐熱など、扱う製品の調理方法なども考慮してインクを選ぶのが大切です。さらに、インクの種類としては、人体に悪影響を及ぼさない成分でできたものであれば安心できるでしょう。


課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
3

大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。

大規模工場
生産性アップなら

KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)

KGK JET CCS7000

引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/

生産性アップにつながる理由

  • 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
  • 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。

公式HPでスペックを確認してみる

導入事例から解決した
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定期的メンテナンス
コスト削減
なら

Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)

Gravis UX2-D160J

引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

コスト削減につながる理由

  • マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる
  • プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。

公式HPでスペックを確認してみる

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寒冷地域印字不良
頻度を減らすなら

ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)

ドミノAxシリーズ Ax150i

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/

印刷不良を減らす理由

  • 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ
  • 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計

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