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産業用インクジェットプリンターの中古品導入について

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産業用インクジェットプリンター(IJP)の導入において、中古品を選択することはコストを抑えながら生産ラインを早期に強化するために有効な手段です。しかし一般的な新品より30〜70%の価格で購入できる一方で、中古品特有の課題も存在することも事実。導入後のトラブルを避けるためにも、中古品のメリットとデメリットを正しく理解し、慎重に選定することが重要です。

中古品のメリット・デメリット

中古の産業用インクジェットプリンターを導入するときには、初期費用の安さだけでなく、維持管理におけるコストやトラブルも同時に評価する必要があります。メリットだけでなく、デメリットも考慮して選定しましょう。

メリット

中古品の最大のメリットは、100〜500万円台で購入できるという圧倒的なコストパフォーマンスです。新品では予算が届かない上位機種も、中古であれば現実的な選択肢に入ります。

またメーカーの在庫状況に左右される新品とは異なり、現物があるため即納も可能。Keyenceや日立といった人気メーカーの旧型モデルも市場に多く出回っており、試運転を通じて実際の印字精度を確認してから購入できる点もメリットです。

デメリット

中古品の場合、心臓部であるプリントヘッドの寿命は新品の50〜70%まで短縮されているケースがあります。また旧型モデルの場合は、最新インクとの適合性が低下していたり、メーカーの保守パーツ供給が終了間近であったりするリスクもあります。

保証期間も「1年未満」「現状渡し」が多く、故障時の突発的な修理費用が結果的に初期の節約分を上回ってしまう可能性も考慮しなければなりません。

失敗しない中古品選びの目安として、「使用年数3年以内」「累計稼働時間5000時間未満」の機種を優先的に選定することを推奨します。また中古市場では動作が安定しており、メンテナンスのノウハウが蓄積されている連続式(ピエゾ)の機種が、導入後のトラブルが少ない傾向にあります。

購入・チェックリスト

中古品のコンディションは一台ごとに異なります。購入前に以下のチェックリストを用いて、実機の状態を厳しく確認しましょう。

項目 チェックポイント 注意事
ヘッド状態 ノズル欠け検査、テスト印字(600dpi鮮明) 交換歴確認、スペア保有
本体・コントローラ 振動・埃対策、ソフトウェアバージョン  保証付き販売店選択
付属品 インク・ケーブル・取説完備、エンコーダー動作 中古相場相場確認(オークション避け)
動作テスト ライン速度100m/分、連続24h稼働  第三者検査証明書必須

レイアウト・保守について

中古品の産業用インクジェットプリンターを導入する場合、既存の生産ラインへの適合性を入念に確認する必要があります。設置時には正確な寸法計測を行い、中古品特有の微振動による印字ズレを防ぐために、防振マットなどでの確実な固定をしましょう。

また操作ミスを防ぐため、コントローラーは作業員の動線に配慮して近接配置が望ましいです。

運用開始後は、初月に全面的な点検を実施し、インクの安全データシート(SDS)を最新の状態に更新してください。中古品は新品より予期せぬ停止リスクが高いため、スペアヘッドを常に在庫化しておくなどの保守計画も重要です。

リスク対策として、リース契約やメーカーが品質を担保する認定中古の活用も検討してみましょう。

まとめ:信頼できるパートナー選びが中古導入成功のカギ

産業用インクジェットプリンターを中古で導入することは、戦略的なコスト削減となります。しかし単に価格が安いという理由だけで選ぶと、失敗する可能性があります。

アフターサービスが充実している専門販売店なら、オークションより信頼度も高いといえます。導入前の実機デモは確実に行い、自社にマッチしているか確認しましょう。


課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
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大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。

大規模工場
生産性アップなら

KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)

KGK JET CCS7000

引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/

生産性アップにつながる理由

  • 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
  • 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。

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定期的メンテナンス
コスト削減
なら

Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)

Gravis UX2-D160J

引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

コスト削減につながる理由

  • マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる
  • プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。

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寒冷地域印字不良
頻度を減らすなら

ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)

ドミノAxシリーズ Ax150i

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/

印刷不良を減らす理由

  • 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ
  • 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計

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開発機種・拠点の多さから探す!産業用インクジェットプリンター おすすめメーカー会社3選