ゴムに印字を行う際に産業用インクジェットプリンターに求められる機能や、印字に適したインクの選び方、ゴムに印字できるプリンターなどを紹介します
ゴムはインクが浸透しづらい材質であるため、プリンターには強接着で印字が落ちにくいインクで印字できることが求められます。印字のコントラストや品質が良くないだけで、製品そのものの評価が下がってしまうこともあるので注意しましょう。
印字する対象物によって適したインクが異なるため、ゴムに合ったインクで印字できるプリンターを選びましょう。
ゴムへの印字には、強接着で落ちにく消えにくいインクが適しています。
一例として、ゴム(ケーブル印字)に適したインクの中には、インクの転写を防ぐ特殊な調合が施されたもの(V491-cインク)があります。ケーブルへの印字や押出成型ゴム製品への印字に適しているインクです。顔料インクの多くは、加工処理中に色が薄くなったり、消えてしまう事があります。対して、V491-cインクは高圧蒸気熱に耐えることができ、インクの退色や印字が消えることがありません。
このように、ゴムの印字には適したインクを選ぶことも大切です。
リンクス 8900 PrinterNetは、IoTでさらに変化したクラウド型インクジェットです。オンラインで簡単に操作・確認ができる機能が標準装備されています。操作画面が分かりやすく、視覚的に操作できるのもポイントです。操作中にもワンタッチカートリッジ交換ができます。
印字内容は、英数字、カナ、漢字、一般記号、バーコード、QRコード、Datamatrixなど。日本語以外にも、27カ国に対応しています。3か月の間手作業による洗浄が不要で、安定した印字品質を確保できます。
ドミノAxは、印字速度や印字品質、インクの性能を大幅に改良した、業務用インクジェットプリンターです。ノズルつまりが少なく、作業時間約10分で誰でも簡単にフィルタ交換ができます。メンテナンスの手間とコストがかかりません。
どのような使用環境でも、安定的に稼働できるのが強みです。停止後の再立ち上げも早く、生産性の向上が期待できるでしょう。
ゴムへの印字を行う場合、連続式インクジェットプリンターなどで対応が可能です。小さなゴム製品へ印字ができるタイプもあれば、大型のゴム製品へ印字を行えるタイプも存在するため、印字対象物に合わせてた製品選びが大切になります。はっきりとした文字を印字するインクジェットプリンターのほか、マーキングを目的としたスプレータイプも導入されています。
ゴムへの印字にはインク選びも大切です。ゴムに印刷しても退色しにくく消えないインクを選びましょう。そのインクに対応している産業用インクジェットプリンターを選ぶとよいでしょう。
きれいに印字できるだけでなく、印字スピードの早さや操作やメンテナンスが簡単にできることも重要です。プリンタの操作やメンテナンスに不安がある場合は、サポート体制が充実しているプリンターを選びましょう。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
印刷不良を減らす理由