化粧品に印字したい
スキンケアブランドの包装デザインは、商品のコンセプトを伝えるのに重要な役割を果たします。このページでは、化粧品の印字に最適な産業用インクジェットプリンターを紹介しているため、導入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
どのようなプリンターが求められるのか
化粧品のパッケージデザインには、製品の差別化やブランドアピール、商品自体のコンセプトを伝える大切な役割があります。また化粧品の包装には、どのような成分が含まれているかなども表記されており、消費者へ重要な情報を伝えていることが多いです。そのため、印字では「どんなに小さくても、はっきりとわかりやすく文字が書かれているか」がポイントになります。
さらに、化粧品のほとんどは肌に直接触れるものが多いため、印字段階でも徹底した品質管理が必要です。温度や湿度によって品質が落ちてしまわないよう、高い品質を維持できる産業用インクジェットプリンターを選びましょう。
化粧品への印字に適したインクの選び方は?
産業用インクジェットプリンタは、対象物に対して粒上のインクを吹き付けて印字することがほとんどです。化粧品分野においては、製造所記号やロットナンバーといった英数字を印字する際に使用されているでしょう。
また、化粧品分野の印字対象物は、ガラス容器やプラスチック容器、紙製の化粧箱など多岐にわたります。肌に触れるものなので、有機溶剤を使用していないアルコール系インクを選ぶのが最適です。なお、印字前後の加工内容やパッケージの材質によって相性の良いインクが異なるので、プリンタ選びに迷っている場合は「インクとの組み合わせ」に着目して選択してみてください。
化粧品の印字事例
化粧品は、容器の外側に使用期限や製造番号、ロット番号が印字されています。樹脂ボトルやガラスボトルが使われていることが多いため、樹脂やガラスとの接着性が大切です。ここからは、インクジェットプリンタで化粧品に印字した事例を紹介します。
化粧品の樹脂ボトルに黒で印字した事例
※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/toilet/)
蓋のプラ容器に印字した事例
※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/toilet/)
化粧品のガラス容器に印字した事例
※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/toilet/)
形状・材質の異なるプラスチック容器への印字事例
※引用元:BROTHER INDUSTRIAL PRINTING
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/cosmetics/)
UVインクを用いたプラスチック容器への印字事例
※引用元:BROTHER INDUSTRIAL PRINTING
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/cosmetics/)
化粧品のラベル(紙)への印字事例
※引用元:BROTHER INDUSTRIAL PRINTING
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/cosmetics/)
化粧品への印字はブランドや品質イメージを守ることが必要
化粧品のパッケージは、製品保護だけでなくブランドイメージにも影響を及ぼします。いわゆる「化粧品の顔」とも呼べる存在であるため、印字の際には製品のデザインを崩さず、いかに自然かつ分かりやすく製品情報を伝えられるかを意識するのが重要でしょう。
また、ひとくちに化粧品といっても、その大きさはさまざまです。面積の大きい容器であれば問題ありませんが、小さい容器の場合は文字が潰れにくい産業用インクジェットやインクを選ぶのがポイントとなります。
【印字事例】製品・素材別で
産業用インクジェットプリンターの事例まとめ
課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
3選
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/
生産性アップにつながる理由
- 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
- 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。
公式HPでスペックを確認してみる
導入事例から解決した
課題を確認する
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/
コスト削減につながる理由
- マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる。
- プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。
公式HPでスペックを確認してみる
導入事例から解決した
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寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/
印刷不良を減らす理由
- 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ。
- 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計。
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