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飲料品に印字したい

製品への印字が必須となっている飲料品について、どのような産業用インクジェットプリンターを採用するのが良いかを紹介しています。インクの選択方法や事例なども掲載しているため、導入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

どのようなプリンターが求められるのか

飲料品の印字においては、素早い生産ラインから温度変化による結露にいたるまで、さまざまな場面に適応できるかが重要となります。特にこの業界は包装機器や充てん装置が高額になりやすく、プリンターのダウンタイムは極力避けたいものです。そのため、産業用インクジェットプリンターを選ぶ際には、長時間の継続稼働ができるかを念頭に置いておくと良いでしょう。

また、飲料用の容器は年々進化を遂げており、それに伴ってプリンターにも「高品質であることがアピールできる印字か」に着目する企業が増えています。そのため、色付きの飲料用ビンや金属表面、曲面デザインなど多種多様な容器に対応できるスペックを持ったプリンターを選ぶのもポイントです。

飲料品への印字に適したインクの選び方は?

世界中の飲料品市場では、空き瓶を再利用したリターナブルガラス瓶の使用が規定されています。リターナブルガラス瓶を採用しているメーカーは他の飲料メーカーと比較して、瓶詰め工程に耐えられるだけの印字と、返却時にスムーズな除去ができる印字であることを課題にしていることが多いです。

そこで一部の産業用インクジェットプリンターメーカーでは、飲料業界向けに開発されたインクを提供しています。耐久性に優れているにも関わらず簡単に印字を消すこともできるため、非常に使い勝手が良いのが特徴です。

飲料品の印字事例

さらなる食の安全を求める動きがみられる現代、製造年月日や賞味期限などの表記のための印字を、より確実に行うことが、重要な任務のひとつになりつつあるといえるでしょう。実際、企業のほうでも、仮に不良品流出などが起こってしまった際の回収リスクをおさえるために、さまざまな取り組みを行っています。ロット番号やシリアル番号の印字に関する細やかな社内管理などが、その一例としてあげられます。

このような動向の中、非接触でしっかりと印字ができ、かつ日付自動更新機能などを搭載したインクジェットプリンターへのニーズが、高まりをみせています。

加熱殺菌処理を行っても剥離しない印字

飲料品事例1

※引用元:紀州技研工業
(https://www.kishugiken.co.jp/ink/ink_search/)

ペットボトルへの賞味期限・製造番号の印字

飲料品事例2

※引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/drink/)

ペットボトルの上部、曲面部分への印字

ペットボトルへの印字

※引用元:アルマーク公式サイト
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

アルミ缶・スチール缶の底に賞味期限を印字

飲料品事例3

※引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/drink/)

スチールやアルミに賞味期限・ロット番号を印字

飲料品事例4

※引用元:アルマーク
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

曲面になっている缶底にはっきりと印字

缶底への印字

※引用元:アルマーク公式サイト
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

紙パックへのロット番号・製造所番号賞味期限の印字

飲料品事例5

※引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/drink/)

ゲーブルトップ、ブリックへの賞味期限・ロット番号の印字

飲料品事例6

※引用元:アルマーク
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

青色のゲーブルトップ、ブリックに賞味期限やロット番号を印字

飲料品事例7

※引用元:アルマーク
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

白色の小さなスペース内に賞味期限やロット番号を印字

飲料品事例8

※引用元:アルマーク
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

シーリングキャップへの賞味期限の印字

飲料品事例9

※引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/drink/)

シュリンクパックへの製造所番号・製造年月日の印字

飲料品事例10

※引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/drink/)

消せる黄色インクを使ってガラスビンに印字

飲料品事例11

※引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
(https://bipj.brother.co.jp/printer/industry/drink/)

PE・PPに対応可能でかつ耐アルコールのインクで印字

飲料品事例12

※引用元:紀州技研工業
(https://www.kishugiken.co.jp/ink_search_category/css/)

ペットボトルのキャップに賞味期限などをくっきりと印字

飲料品事例13

※引用元:日立産機システム
(https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/casestudy/)

樹脂ボトルに賞味期限やロット番号を印字

飲料品事例14

※引用元:アルマーク
(https://www.almarq.co.jp/select/result/drink/)

様々な形状・サイズ・材質に対応できるプリンターが必要

ひとことで飲料品といっても、その材質や形状は実にさまざまです。もちろん、どのような容器であっても賞味期限や管理向けの生産データなどの情報は、見やすい大きさと鮮明さ、色使いで表示しなければなりません。

また、印字する箇所はペットボトルのラベルといった面積の大きなものから、瓶のフタといった小さなものまで幅広いので、「どのようなサイズに対応できるのか」に着目して産業用インクジェットプリンターを選ぶのも良いでしょう。


課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
3

大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。

大規模工場
生産性アップなら

KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)

KGK JET CCS7000

引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/

生産性アップにつながる理由

  • 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
  • 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。

公式HPでスペックを確認してみる

導入事例から解決した
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定期的メンテナンス
コスト削減
なら

Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)

Gravis UX2-D160J

引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

コスト削減につながる理由

  • マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる
  • プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。

公式HPでスペックを確認してみる

導入事例から解決した
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寒冷地域印字不良
頻度を減らすなら

ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)

ドミノAxシリーズ Ax150i

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/

印刷不良を減らす理由

  • 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ
  • 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計

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