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発泡スチロールに印字したい

発泡スチロールに印字を行う際に産業用インクジェットプリンターに求められる機能や、印字に適したインクの選び方、発泡スチロールに印字できるプリンターなどを紹介します。

発泡スチロールへの印字に適したインクの選び方は?

通常のインクジェットプリンターで発泡スチロールに印字をすると、インクが流れてしまったり、うまく浸透しなかったりして印字ができません。

発泡スチロールへの印字には、素材に適したインクを採用することが大切です。発泡スチロール用のインクカートリッジもうまく活用するとよいでしょう。

発泡スチロールに印字できるプリンター

KGK JET HQ1000H

KGK JET HQ1000Hは、オンデマンド式のインクジェットプリンターです。ハンディタイプで総重量は600gと軽いため、気軽に印字ができます。カートリッジの交換も簡単なので、手を汚さずスムーズです。市販の充電池にも対応しています。

印字データはパソコンで入力し、USBでデータを移行。日時やQRコード、各種バーコート、BMPも印刷可能です。発泡スチロール用のインクカートリッジも開発されており、摩擦に強く印字が消えません。水性顔料インクで、耐水性にも優れています。

MDL5800

MDL5800は、発泡スチロールや段ボールへの印字に適した産業用インクジェットプリンターです。独自の固形インクと高解消度大免責ヘッドによって、発泡スチロールの外装への印字を鮮明にします。浸透性のある素材にも、鮮明な印字が可能です。デジタルプリンターなので、版下が必要ありません。

MDL5800では、1ヘッド当たり最大65mm×1000mmの印字面積を実現しています。インクは黒・青・赤・緑があり、ロゴやイラストの印字も可能。発泡スチロールにも直接印字ができます。

参照元:イーデーエム公式サイト

インテグラ PP108

インテグラ PP108は、最大印字の高さが108mm、高解消度360dpiの設定ができます。小さなロゴやバーコードの印字ができるインクジェットプリンターです。コントローラーとプリントヘッドが一体型になっています。直接インクシステムにインクを投入して使用するため、カートリッジタイプよりもランニングコストがかかりません。

発泡スチロールへは、製品名やグラフィックの印字ができます。

参照元:ブラザーインダストリアルプリンティング公式サイト

発泡スチロールの印字事例

専用のインクを用いることで、発泡スチロールのような浸透しにくい素材でも鮮明に印字できるようになります。これまではラベル貼りで対応していた発泡スチロールも、直接印字によって包装資材のコストを抑えることが可能です。

ロゴと社名を一色で印字した事例

発泡スチロール印字事例1

※引用元:紀州技研工業株式会社
(https://www.kishugiken.co.jp/ink/ink_search/)

緑色のインクで印字した事例

発泡スチロール印字事例2

※引用元:紀州技研工業株式会社
(https://www.kishugiken.co.jp/ink/ink_search/)

有色のトロ箱にロット番号を印字

発泡スチロール印字事例3

※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/food/)

発泡スチロールに内容量を印字した事例

発泡スチロール印字事例4

※引用元:アルマーク株式会社
(https://www.almarq.co.jp/select/result/food/)

製品名とリサイクルマークを印字した事例

発泡スチロール印字事例5

※引用元:BROTHER INDUSTRIAL PRINTING
(https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-46-3/)

納豆の容器に賞味期限を印字した事例

発泡スチロール印字事例6

※引用元:株式会社日立産機システム
(https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/casestudy/index.html)

発泡スチロールへの印字は浸透しやすいインクに対応するプリンターを選ぶ

発泡スチロールへの印字には、素材に浸透するインクを使用しなければなりません。インクジェットプリンターを選ぶときは、発泡スチロールに印字できるインクに対応しているものを選びましょう。発泡スチロール専用のインクカートリッジも開発されているので、そういったアイテムを使えば、より鮮明で綺麗に印字ができます。

【印字事例】製品・素材別で
産業用インクジェットプリンターの事例まとめ


課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
3

大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。

大規模工場
生産性アップなら

KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)

KGK JET CCS7000

引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/

生産性アップにつながる理由

  • 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
  • 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。

公式HPでスペックを確認してみる

導入事例から解決した
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定期的メンテナンス
コスト削減
なら

Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)

Gravis UX2-D160J

引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

コスト削減につながる理由

  • マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる
  • プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。

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寒冷地域印字不良
頻度を減らすなら

ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)

ドミノAxシリーズ Ax150i

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/

印刷不良を減らす理由

  • 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ
  • 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計

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開発機種・拠点の多さから探す!産業用インクジェットプリンター おすすめメーカー会社3選