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産業用インクジェットプリンターの印字方式の1つであるドロップオンデマンド方式とは、印刷に必要なときにだけインクを吐出できる技術です。ここでは、ドロップオンデマンド方式の概要や主な用途、導入時の注意点などをまとめました。ぜひ参考にしてください。
産業用インクジェットプリンターは、工場などで製品に直接非接触で賞味期限やロット番号、会社のロゴなどを印字するための機器です。
生産ラインに設置して使用するのが基本で、メーカーによっていろいろな機種や形式があります。印字する素材は樹脂、金属、フィルム、ペットボトル、段ボールなど幅広く対応できます。印刷方式としてはインクを常時循環させて噴射するコンティニュアス方式(CIJ)と必要な時だけインクを吐出するドロップオンデマンド方式(DOD)があります。
ドロップオンデマンド方式は、縦に並んだノズルから必要な時に必要な部分のインク滴を吐出します。必要な分のインクしか噴射しないので無駄なインク消費を抑えやすい、小さな文字や複雑なバーコードでも印刷できるといったメリットがあります。
ドロップオンデマンド方式はさらに3つの方式に分けることができます。
ドロップオンデマンド方式は、高解像度で文字やバーコードなどの印刷に適しています。
小ロット、多品種に対応でき、必要な分だけ印刷できるため在庫ロスも少ないため様々な用途で活用できます。
ドロップオンデマンド方式を導入する際には、素材によってインクが定着しにくい場合があるので印字対象の材質に対応しているかどうかを確認する必要があります。また、印字の細かさなど解像度を確認し、繊細なバーコードや細かい文字情報が適切に印字できるかもチェックしておきましょう。また、生産を安定させるためには、必要とする印字速度に対応できることも重要です。
保守・メンテナンス、運用面では、インクの乾燥性や耐久性はどうか、自動メンテナンス機能があるか、メーカーのサポート体制はどうなっているかなども確認が必要です。ランニングコストも計算しておきましょう。メンテナンス頻度が高くなるようであれば、運用担当者に負担がかかるため注意が必要です。
産業用のインクジェットプリンターを導入する際には、設置スペースやライン構成を確認します。既存設備と連携できるかどうかも重要なポイントです。
印刷ミスを防ぐため、印字検査システムの導入や自動でのデータ連携、インクやクリーニング液の適切な管理やメンテナンスについても体制を整えます。
実際に導入する際には、実際のインクや印刷する対象物を使ってテスト印刷を実施することが重要です。文字の鮮明さ、バーコードの読取り精度などをしっかり確認しておきましょう。
ドロップオンデマンド方式は印字が必要な瞬間インクを吐出する方式で、高解像度での印刷が可能です。鮮明なバーコード、画像印字を様々な素材の製品に行うことができますし、インクの無駄を減らせるためコストも抑えられます。
ドロップオンデマンド方式は用途に合えば導入効果が期待できますが、設置スペースや既存設備との連携など確認すべきポイントもあります。自社に合うかどうか、運用・保守面も含めて確認することが大切です。
大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。
大規模工場の
生産性アップなら
KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)
引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/
生産性アップにつながる理由
定期的なメンテナンス
コスト削減なら
Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)
引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/
コスト削減につながる理由
寒冷地域で印字不良の
頻度を減らすなら
ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)
引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/
印刷不良を減らす理由