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プリンターに適切な業界

産業用インクジェット
プリンターに適切な業界

インクジェットプリンターは、その汎用性の高さから様々な業界で活用されています。特に多いのは食品業界や医薬品業界ですが、物流や電気機器などその他の業界でも活用されています。ここでは、インクジェットプリンターの導入が適切な業界について解説します。

主な業界

食品業界や医薬品業界は、インクジェットプリンターの需要が非常に高いです。特に、年月日や番号などの小さな英数字に向いていて、印刷物の対応範囲が広い小文字用IJPが人気を集めています。

食品業界

賞味期限やバーコードなど多彩な印字ニーズがあり、インクジェットの需要が高い業界です。

印刷物の例としては、食品に使われる包装や容器、例えば、菓子類のプラ包装やアルミ包装、調理済み食品のレトルトパウチ、飲料を入れる紙パック・ペットボトル・缶などが挙げられます。

また、卵や果物の皮(殻)にも使われる他、スナック菓子などの食品に直接印字するケースも多いです。

医薬品業界

一般的には、個装箱や化粧箱への製品名印字や、薬剤を入れるボトル・薬瓶に使用期限やロット番号を記載する際に使われます。その他、薬剤を入れるためのPTP包装やアルミ箔にも用いられます。

錠剤・カプセル剤などの薬品に直接番号を印字することも多く、食品業界と同じく飲食可能インクの需要が高いです。

優れた印字技術を持つ
おすすめの産業用インクジェット
プリンターメーカー3選

その他の業界

上記の業界ほどではありませんが、少しずつ需要が高まっている業界です。基本は農業・物流共にダンボールが多く、大文字用IJPが好まれています。

物流業界

インクジェットは、輸送・流通などモノの流れを担う物流業界でも需要があります。多いのは段ボールへの印字で、導入が容易なハンディタイプのプリンターが好まれています。

基本、物流業界での印字は外注になることが多いものの、効率性向上を目的にプリンターを導入する企業も増えています。昨今、物流は隆盛期をも変えていることもあり、インクジェット需要の上昇が期待できる業界です。

化学業界

取り扱っている原材料の関係で、クラフト袋の印字が増えています。例を上げると、肥料や化学薬品を入れるための袋包装に使われることが多く、会社名や製品情報などの印字に活用されています。

その他、フィルム包装や薬品容器にも用いられる場合もあり、食品・医薬品と同じく幅広いニーズがある業界です。

農業業界

一見すると関連の無さそうな業界ですが、実は段ボールやクラフト袋の印字で需要があります。決まったプリンターメーカーや商社での取引が多いものの、自社での導入を申し込む会社も増えてきています。

また、飲食品インクであれば果物に直接印字できるため、その点でも需要上昇が期待されています。

優良
産業用インクジェット
プリンターメーカー3

当サイトでは食品や製品に印字する産業用インクジェットプリンターの国内メーカー全10社の中で、
・10種類以上のプリンターを開発・販売しているメーカー
・10か所以上の拠点があるメーカー

を優良メーカーと定義し調査しました。
該当した下記の3社について、各社の特徴と共にご紹介します。

※2022年1月31日時点のGoogleによる調査。食品や製品に印字する産業用インクジェットプリンターの国内メーカーに該当している全10社から選択しています。
※有機則の対象となる溶剤を一切使用しない「有機則非該当インク」に対応している3社を紹介しています。

メーカー名 紀州技研工業 日立産機
システム
ブラザーインダストリアル
プリンティング
問い合わせ先 紀州技研工業の強み「印字品質」

引用元:紀州技研工業公式 https://www.kishugiken.co.jp/

公式HP

日立産機システムの強み「安定稼働」

引用元:日立産機システム https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

公式HP

ブラザーインダストリアルプリンティングの強み「高速印字」

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング公式 https://bipj.brother.co.jp/printer/cat/inkjet/

公式HP

プリンター
種類
22種類 12種類 12種類
拠点数 15 32 10
設立 1968年 2002年 2000年
こんな方に
おすすめ
カスレやムラをなくしたい、
製品の品質を向上させたい
修理・メンテナンスを減らしたい、
インク詰まりを低減したい
生産ラインを増やしたい、
稼働効率を上げたい
3社をさらに詳しく確認する

課題解決から選ぶ!
産業用インクジェットプリンター
3

大量生産する食品や日用品、工業用製品へ消費期限やロット番号、バーコードなどを印字する産業用インクジェットプリンター。
既に導入しているプリンターの老朽化で故障頻度が上がった、印字品質の向上が必要になった、生産ラインのスピードアップに対応しなければならないなど、企業に応じて課題は様々です。ここでは、解決したい課題に合わせて、おすすめの産業用インクジェットプリンターをご紹介します。

大規模工場
生産性アップなら

KGK JET CCS7000
(メーカー:紀州技研工業)

KGK JET CCS7000

引用元:紀州技研工業
https://www.kishugiken.co.jp/product/ccs/

生産性アップにつながる理由

  • 産業IOTで国際標準として推奨されるプロトコル「OPC UA」の採用で、幅広い機器との連携が可能。プリンターの稼働状況を監視し、生産スケジュールの最適化やボトルネックの解消につなげられる。
  • 停止状態からわずか24秒で印字再開できるので、生産ラインのダウンタイムを抑えることができる。また本体は防塵防水規格のIP66に標準対応しているので、過酷な環境下でも安定した運用が可能。

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導入事例から解決した
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定期的メンテナンス
コスト削減
なら

Gravis UX2-D160J
(メーカー:日立産機システム)

Gravis UX2-D160J

引用元:日立産機システム
https://www.hitachi-ies.co.jp/products/marking/ijp/

コスト削減につながる理由

  • マーキング工程でプリンターを使用する製造ラインでは、長期間の使用によるノズルの詰まりなどのトラブルも発生。日立産機システムのプリンターを選ぶことで、定期点検や機械診断の定額制保守契約でラインを止めない対策を取ることができる
  • プリンターの休止時にインク経路の詰まりを予防する機能があるため、定期的なインク噴出と循環運転をし、インク詰まりを低減してくれる。

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寒冷地域印字不良
頻度を減らすなら

ドミノAxシリーズ Ax150i
(メーカー:ブラザーインダストリアルプリンティング)

ドミノAxシリーズ Ax150i

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング
https://bipj.brother.co.jp/printer/printer-1004/

印刷不良を減らす理由

  • 気温が低下すると、インクが固くなりインクの濃度が上がる。それによってインク粒の大きさを手動で調整し印字不良をなくす作業が必要。しかし、プリントヘッドにヒーターを搭載できるドミノAxシリーズならプリンター立ち上げ時もスムーズ
  • 印字開始や停止の際にノズルを開閉する仕組みで外部からの空気を遮断。これによってインクが空気に触れてしまい、ノズルが詰まることがないよう設計

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開発機種・拠点の多さから探す!産業用インクジェットプリンター おすすめメーカー会社3選